こんにちは!
大人に絵本を読んでいる、絵本セラピスト🄬らくちゃんです。
新型コロナによる「ステイホーム」以降、人が集まって絵本を読んだり、おしゃべりしたりすることが難しくなりました。
大人に絵本を読み、感じたことを分かち合ったり、みんなで簡単なワークをしたりする「絵本セラピー」も、なかなかやりづらくなっています。
そんな中で、Zoomを使った絵本セラピーを、試行錯誤しながら開催しています。
オンラインで絵本を読むとなると、著作権の問題から、たとえ無料開催だとしても、出版社を通して著作権者の許可を得ないといけません。
いろんな制限のある中で、それでもやっぱり絵本を読みたい、絵本で誰かを笑顔にしたい、そんな思いで、毎月1つのプログラムを2~3回開催する形で、やっていこうと思っています。

9月のプログラム
9月は、稲刈りも始まり、栗やぶどうなどの秋の味覚も出始める頃。
そこで、「おいしい秋、わたしの実り」というテーマで、「おいしいもの」をモチーフに、これらの5冊の絵本を読みました。
①「おせんべやけたかな」(こがようこ:構成・文 降矢なな:絵 童心社)
なつかしいわらべうた。
「おせんべやけたかな」と一緒に声を出して、楽しい絵本の世界へいざ!
歌舞伎調の顔立ちのすしりきしたち。
あまりにリアルな寿司ねたの絵に、思わずお腹がなりそうです。
参加者の皆さんには、ご挨拶がわりに、好きな寿司ねたを教えていただきました。
パンが大好きなパンどろぼう。
世界中のおいしいパンを盗んで、食べ歩く。さて、その正体は?
みんなで自由に感じたことを、分かち合いました。
④「たべるたべるたべること」(くすのきしげのり:作 小渕もも:絵 おむすび舎)
食べることからつながる人生ドラマ。生活の様々なこと。
まさに食べることは、生きること。
食べることにまつわる思い出、エピソードなどをシェアしてもらいました。
実をつけないどんぐりの木と、そこに住み着いたりすとの交流。
かたくなだったどんぐりの木の心はほぐれていき、その年の秋、どんぐりの木は・・・
今月の絵本セラピーで、印象的だったこと
毎回、絵本セラピーの中で分かち合う、それぞれの人が感じたこと、セラピストが問いかける質問への答えが、みんな違ってとても興味深いのです。
今回も、いろんな素敵なエピソードを聞かせていただけました。
やはり、食べること、食べるものは、毎日向き合っていることですから、たくさんの思い、エピソード、思い出が出てきます。
ほっこりするものや、中には涙を誘うものも。
いろんな思い出話に、感動、共感。
ここが「大人に絵本」の面白いところ。

セラピーが終わった後で、「とても気に入ったので、早速この絵本を購入しました」という方も。
嬉しいですね。

9月のプログラムは、2回だけ開催するつもりでした。
ところが、急きょもう1回、10月に入ってから開催することにしました。
というのも、ブログのお問合せから「仕事の都合で、平日は参加できないのですが、土日開催の予定はありませんか?」というメールをいただいたからなのです。
私の開催する絵本セラピーの告知は、Facebookのイベントページと、このブログだけ。
今まで参加してくれたのは、私の友人と絵本セラピスト仲間だけでした。
まったくの知らない方で、絵本セラピーも体験したことのない方からのお問合せは、初めてです。
私のブログから発信された情報が、絵本セラピーを知らない方に届いた!
そして、絵本セラピーに参加していただき、楽しんでいただけたようです。
その上、絵本も購入してくださったとか!
これは、大きな大きな「実り」です。

この実りを、さらに大きく育てていけるよう、心をこめて絵本を読み続けていきます。
