こんにちは!
大人に絵本を読んでいる、絵本セラピスト🄬らくちゃんです。
10月にZoomで開催した「らくちゃんの絵本タイム」で、絵本「つきとうばん」を読みました。(その時の記事はこちら)
中秋の名月もあり、月がきれいな季節ですから、なにか「月」にちなんだ絵本を読みたいと思っていました。
そんな時につくばの絵本専門店「えほんやなずな」で出会ったのが、この「つきとうばん」(藤田雅矢:作 梅田俊作:絵 教育画劇)。
月の絵本はたくさんありますが、落ち着いた優しい色調の、ちょっと不思議なファンタジーの、この絵本を読むことにしました。

どんなお話?
1年に1度、どこかの家に回ってくる「つきとうばん」。
ある冬の夜、とうさんのところに郵便屋さんが箱を持ってきました。
「今年は、うちがとうばんなんだ。」
入っていたのは、月と星の種。
とうさんとぼくは、畑を耕し、月と星の種をまき、育てます。
星の実を食べ、育った月を空に放ち、次の「とうばん」にまた月と星の種を送るのです。

優しい色調の絵に心癒される、素敵なファンタジーの一冊です。
「つきとうばん」原画展
この「つきとうばん」の原画が、10月3日から31日まで、つくばの絵本専門店「えほんや なずな」に展示されていました。
前半と後半で、2回に分けての展示でしたが、両方行ってきました。
前半の展示


後半の展示


作者の藤田雅矢さんと、画家の梅田俊作さんの色紙もありました。

原画には、やはり力があります。
画家の方の思いやイメージが、手を通してそこに形になったという、エネルギーの動きを感じます。
印刷され、製本されて裁ち切られた、その先の広がりも見られます。
機会があったら、ぜひ原画を見に行ってもらいたいと思います。
次は、京都に行きます
この原画展、つくばの「えほんや なずな」での展示は10月31日で終了しました。
しかし、次は11月6日から11月17日まで、京都の「絵本のこたち」で開催されるそうです。
絵本屋さんの店内に展示される原画は、ギャラリーなどとまた違った味わい。
絵本の中で、息づいている感じがします。
お近くの方は、ぜひ足を運んでみてください。