原田メソッド

病院の診察予約をして思った

海外に単身赴任しているオットが、体調不良で急きょ帰国してきました。

深刻な症状ではないものの、長期間不調を抱えて、精神的にもしんどくなったとのこと。

一度日本の病院で診てもらって、根本的な原因や対策を相談した方がいいと上司の方にもすすめてもらい、帰国して日本の病院を受診することにしたそうです。

オットは、帰国するにあたって、気になる症状の専門の医師や科のある病院をネットで調べ、私に予約を取っておいてほしいと言ってきました。

まずは、自宅のあるつくばから出ている、つくばエクスプレス沿線にある大きな病院に電話。
お目当ての科の外来だと、予約が取れるのは8月半ば過ぎになるとのこと。

次に、東京の有名な大学病院。

ここの専門科の先生は、著書も何冊もあり、メディアにもよく出る有名人とのことです。

電話予約受付開始時間ぴったりに電話をしたら、話し中、話し中、話し中・・・

5回ほどリダイアルしてやっとつながりました。

予約希望を伝えたところ、6年先になります、とのこと。

6年先ですって~~~!!!💦

もし、進行性の病気だったら、6年後なんてもう・・・

もちろん、6年後の予約はお断りして、結局近所の個人クリニックを受診することにしました。

思ったんです。

体調に苦痛や不安があるから、受診予約の電話をしてきてるわけで、そういう人たちに「6年後に来てね」とさらりと言ってしまう医療従事者って・・・

もし自分がその予約電話を受ける仕事をしていたら、毎日「6年後に」って言っているかしら?

また、本やテレビを見て、殺到する患者側にも考えさせられるところがあります。

オットも私も、ネットで評判を見て電話をしたわけで、もちろん、できるだけいいお医者さんに診てもらいたいという心理は当たり前だと思います。

だからって、6年間辛抱強く行列に並んで待っている人がいるのでしょうか?

ブランドや知名度がなくても、地元で誠実に診療をしている素晴らしいお医者さんは必ずいます。

有名な先生にすべて預けてしまうのではなく、自分でしっかり症状を説明し、治療方針や改善目標をしっかりと話し合って、一緒に取り組んでいく姿勢がないといけないと、改めて思いました。

自分の体だし、自分の人生ですから。

 

これは、お医者さんだけに限りません。

子供のことを見ていても、塾のカリスマ先生しかり、スポーツチームのカリスマコーチしかり。

そこに行けば成績が上がるか、強くなるか、それは自分次第。カリスマに責任を取ることはできません。

ついつい先生やコーチの学歴や過去の実績を見て、すがりたくなってしまうことはありますが、そこはしっかり自分の人生を主体的に生きていくことを忘れないようにしないといけませんね。

 

原田メソッドの原田先生は、中学の陸上部で日本一を毎年輩出するカリスマ教師でした。

経験から、「この子は長距離に向いてる」「この子は砲丸投げ」と、子供の適性が大体わかったと言います。

でも、だからマラソンをやりなさい、きみは砲丸投げだ、とは言わないようにしていたそうです。

そこはコーチの踏み込んではいけない領域だと言います。

結果が出ているときは、「さすが原田先生や」と喜んでもらえるのですが、必ず伸び悩むときが来ます。

そうすると、「原田先生がやれって言ったのに」と言われるようになるとか。

だから、あくまで決めるのは自分。

自分で目的、目標を決めて、取り組んでいくしかないんですね。

なんて、病院の予約ひとつで、いろいろ考えてしまいました。