20年前、「東南アジア青年の船」という国際交流プログラムに参加しました。
当時の総務庁、現在は内閣府が主催する事業で、ASEAN各国の青年が約2ヶ月間、にっぽん丸という客船で共同生活をしながら、文化紹介、ディスカッション、ホームステイ、レクリエーション、表敬訪問などをします。
この濃密で特異な時間と体験を共有した仲間は、やはりちょっと特別な感じがします。
あれから20年。
タイのバンコクで、同窓会が開かれることになりました。
英語があまり得意でない私は、当時も特に目立った存在ではなかったと思います。
船の中では茶道を教えたりしていたので、よく着物を着て、だまってニコニコしていただけだったような・・・
そんな私を、20年経ってみんなは覚えているだろうか・・・と不安に思いながらも、それでもやっぱり懐かしく、会いたくて、あの特別な空気をもう一度感じたくて、参加してきました。
タイの参加青年が中心となり用意してくれた会場は、Ariというエリアの細道を入ったDaydream Believerという名前の、緑に包まれたおしゃれな隠れ家レストラン。


それぞれの20年を生きてきて、集結した仲間は50人あまり。
開催地のタイはもちろん、日本、シンガポール、フィリピン、ベトナム、マレーシアから、よくぞ集まったものだと思います。
年輪を刻み、貫禄を身に付けたけれど、あの時と変わらぬお茶目な笑顔、早口のマシンガントーク、きざなしぐさ、優しいまなざし・・・みんなみんな懐かしく、愛おしい。
大いに食べ、語り、当時と変わらぬフォトセッションに懐かしい歌の大合唱。



あぁ、思い切って行ってよかった。
