単身赴任中の夫が、休暇でちょっとだけ帰ってきています。
健康診断に行ったり、靴を買ったり、細々とした用事をこなす合間に、「筑波大学内のサザコーヒー」に行きたいと言い出しました。
なにやら、日本4位のバリスタがこの店にいると雑誌に載っていたらしいのです。
まぁ、サザコーヒーに行くくらい、おやすいご用。
つくばエクスプレスの研究学園駅前の大型ショッピングセンターの本屋で本を買って、そこからあまり遠くない筑波大学のキャンパスへ。
広大なキャンパスでいつも迷ってしまうのですが、今日は迷わず行けました。
お店の周りは緑豊かで、まるで軽井沢のような雰囲気。
というか、どこか外国の町か?という気もします。
筑波大は留学生も多く、すれ違う人や自転車でキャンパス内を走る人の外国人率がとても高いのです。
サザコーヒー、一見スタバやタリーズのような普通のカフェのようですが、茨城県ひたちなか市発祥のコロンビアに直営コーヒー農園を持つユニークなお店です。
つくば市内には、現在3店舗。他に水戸市、ひたちなか市、東京などに合計14店舗あるそうです。
会社としての創業は、なんと1947年(昭和17年)。ただし、当時はコーヒー事業ではなく、劇場や映画館経営だったそうです。
コーヒー事業を始めたのは、1969年。サザコーヒー本店開店は、1989年。
いずれにしても、思っていたより老舗でした。
サザコーヒーの店名の由来は「且座」、すなわち臨済宗の禅の言葉「且座喫茶(さぁ、座してお茶を飲んでください)」からつけたとのこと。
禅の心でコーヒーが提供できれば、という思いでコーヒー店を始めたそうです。
茶道をたしなむ私には、なんとも親しみを感じるお店じゃないですか!
ちなみに、私はコーヒーの味に詳しいわけではないですが、独特の風味豊かな濃い目のコーヒーで美味しかったです。
カップもちょっとしゃれてます。

よくよく拝見したら、ポルトガル製でした。珍しい。
アイスコーヒーは、これでしたが。

それにしても、先月私がバンコクに行った時も、夫とデパートのサイアム・パラゴンで待ち合わせ、紀伊国屋書店で本を買って隣接のカフェでコーヒーを飲んだのでした。
なんだか、いつでもどこでも、同じようなことをしている私たちです。