絵本

原田メソッド大総会での貴重な学び

11月30日、原田メソッド2019大総会がありました。

すでに原田メソッドを学ぶ何らかのコースを受講したことのある、メンバー限定のクローズドの会でした。

 

すでに原田メソッドの理念を知り、目標設定やセルフマネジメントのためのツールを体験した者同士、共通の知識、理解を持って語り合えるのは楽しいことです。

しかも、150人ほどいる参加者の中には、沖縄、九州、四国、関西、北陸、東北など遠方から来られらている方も多く、また、参加者の最高齢は90歳!

どこにいても、いくつになっても積極的に学び、実践し続ける人たちの熱量に、圧倒されながらも大いに刺激をもらいました。

 

大総会の内容は、原田隆史先生の講話の他、今年の目標達成の度合いや成果を振り返るグループワークや、かつての原田先生の教え子でいまや有能な講師となられた方の講義などがありました。

今回の講義、ワークも、たくさんの学び、気づき、感動があり、ふせんを書く手が止まらなかったのですが(原田メソッドでは、気づきをメモする時、ふせんを使います)、その中でも最も印象的だったのは、松虫中学陸上部の練習風景の映像でした。

原田先生といえば、大阪の荒れた学校で陸上部を立て直し、7年間で13回、日本一に導いたということで有名です。

原田メソッドを学んだことのある人で、このエピソードを知らない人はいません。

私も、何度も本で読み、先生の講義で聞いてきましたが、実際に中学生の子供たちが練習している風景を映像で見るのは初めてでした。

もう20年近く前になる映像です。

少し古さは感じるものの、ちょうど中学生現役真っ盛りの私の長男と、画面の中の子供たちが重なります。

どちらかと言えば、経済的にあまり恵まれなかったり、家庭環境に問題を抱えた子が多い公立の中学校です。

今のように、小学生の頃からスポーツクラブの陸上教室に通っていた子もいなければ、才能や体格に優れた子をスカウトしてきたわけでもありません。

練習用のグラウンドやトラックも、用具類も限られています。

それでも、上記のような結果を出したのです。

一人の天才がいたわけではなく、何年も、何回も、何人も結果を出し続けていました。

今回、原田先生以外のお二人の講師は、なんとこの陸上部に3年間在籍し、ともに練習して大会を経験してきた生き証人でした。

実際に経験した人の言葉は、たとえ軽妙な大阪弁でも、重みがあります。

 

限られた練習時間の中で、徹底した効率化、集中、工夫と改善を行うしくみを作り、愚直に実行する。

理念を共有し、日誌で毎日振り返りを行い、成功のイメージをしっかりと刷り込むメンタルトレーニングを行う。

各人の長所を見つけ出し、長所を生かせる種目を選んで、楽しく自信を持って努力する。

これをしっかり続けていくことで、どこにでもいる普通の子が、日本一の中学生になっていったのです。

 

今年、時間をかけて原田メソッドを学び、自分で目標設定して、各種のツールも実践しました。

それでも、正直言って「長目(長期目的目標設定用紙)を書けば成功するんじゃないか?」「日誌を毎日かけば、夢がかなうんだよね?」と、どこかおまじないの効果に期待するような甘さがありました。

しかし、この中学生たちの映像を見て、そうじゃないことを気づかされました。

 

この日の講義の中で、原田先生が大前研一氏の言葉を紹介されました。

「もっとも無意味なのは、決意をあらたにすること」だそうです。

決意ばっかり何度もしても、行動しなければ何も変わらないですからね。

そんなこと、わかりきっていたつもりでしたが、20年前の中学生の映像で腹落ちしました。

今年もあと1ヶ月を残すタイミングで貴重な学びと得られて、とても有意義な時間となりました。

さぁ、12月はしっかりと来年のシナリオを描き込み、2020年はロケットスタートを切りたいと思います。

 

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