絵本

絵本さろんで学びの一日

秋分の日、午前中は絵本セラピーで癒され、午後はプログラム作りの勉強会です。

基礎絵本セラピストと絵本セラピストだけが参加できる、本格的な学びの場。

事前に「実り」というお題が与えられていて、参加者はお題に合わせた絵本を3~5冊選んで持ってくることになっています。

ちなみに、私が持っていったのは、この6冊。

 

持ち寄った絵本を素材に、プログラムを作っていくわけですが、ただの読み聞かせではなく、あくまで絵本セラピー。

まず、対象者と目的を決め、それに合わせてプログラムを組み立てていかないといけません。

5冊を使ったプログラムの基本に沿って絵本を選んでいくのですが、これがなかなか難しいのです。

集まったメンバーはみんなこよなく絵本を愛する人ばかり。

絵本の知識も思い入れもハンパないだけに、好きな本、読みたい本が先行してしまいます。

そこを抑えて、メッセージを導くのに手を貸してくれる絵本という視点で選ばないといけません。

侃々諤々議論を重ね、ああでもないこうでもないと試行錯誤した末に、やっと5冊を選んで模擬セラピーの実践です。

 

5人でそれぞれのパートを受け持って、セラピーを進めていくわけですが、頭でわかっているのとできるのは大違い。

立ち位置から絵本持つ手の角度や高さなどの見た目のことから、プログラムを進めていくうえでの言葉遣いや、目的とクロージングの言葉が合っているかなどを確認しながら進めていきます。

慌てていて、ついしゃべり過ぎてしまったり、言葉足らずだったり、講師や別チームの方から、次々厳しく温かい指摘やコメントが飛びます。

ファシリテーターに徹し、主観を入れず、うまくメッセージにたどり着けるように導いていくには、相当修行が必要です。

たくさんの学びと気づきとともに、課題も持ち帰り、さぁ今日からまた精進、精進。

最後に、講師の竹下りこちゃんと、参加者全員で秋の実りをイメージして記念撮影。

大きな木に、枝が張り、絵本の果実がいっぱい実っているイメージで。

さすが絵本セラピストの皆さん、子供の無垢な心をお持ちのようで、こんな無茶ぶりにも全員楽しくノッてくれます。