絵本

運動会に思う

先日の土曜日、次男の通う小学校の運動会でした。
5月にして30度超えの真夏日。
快晴は結構だけど、暑過ぎです・・・💦

私は、子供の頃、運動会が嫌いでした。
かけっこは遅く、体育全般苦手。晴れがましい雰囲気の中、自分が活躍できる望みのない一日を過ごすのは苦痛でしかなかったことを覚えています。

今でも心の片隅にほろ苦い思い出として残っている出来事があります。
ある年、何かのはずみで徒競走で2位になったことがありました。ずっと足の遅かった私としては、快挙です。
大喜びで、お昼に保護者席に戻って父に報告すると、「なんだ、二人だけで走ったのか?」と。

悪気はなかったのだと今ではわかります。
「ほめて育てる」なんて概念が一般的ではなかった昭和の時代。まして男親は照れもあるのか、運動でも勉強でも、いいことを言われた記憶はありません。
いつもどおりの、ほんのささいな一言。家族の誰も覚えてないと思います。
それが、自分でも子供を二人持つ母になっても、まだ運動会と言えば思い出す出来事なのです。

 

今年、5年生の次男は、「等賞」という係を頑張りたいという目標を立てていました。


ゴールしてきた子の帽子に、何等というシールを貼ってあげる仕事です。
次男は、運動に対してあまり積極的ではなく、速くなりたい、うまくなりたい、という欲もないようです。
体格、体力、身体能力的にハンデがあるわけではないのですが、ただ興味が持てないのです。

それでも、自分なりに今年の運動会に目標を持ってのぞみ、黙々と仕事をがんばっていました。
それはそれで尊いことだと思います。
暑い中、仕事も競技もよくがんばったね。白組、優勝してよかったね。
たくさんほめて、一緒に喜んであげました。😊