昨年、92歳で亡くなった絵本作家の加古里子さんの展覧会が、全国を回っているそうです。
加古さんと言えば、「だるまちゃんとてんぐちゃん」や「からすのパンやさん」など、たくさんのロングセラーがあります。
これらの楽しいお話絵本だけでなく、かがく絵本も数多く残されています。
うちでも息子たちの小さかった頃、お気に入りでよく読んでいました。

これらの作品、ほとんど私と同じ歳ですね。
加古さんの生み出した絵本の数々も、もちろん好きなのですが、彼の自伝がとても心に響きました。

戦後のおとなたちの豹変ぶりへの失望と不信感。
一方、子どもに素直で正直でエネルギーに溢れた、無限の可能性を見出します。
子どもこそ師と思い、紙芝居作りに夢中になったことが、彼の作品作りの原点になっていたようです。
とにかく常に子どもへの思いを作品に込め続けたかこさとしさん。
「かこさとしの世界展」は、10月30日から京都で開催されるそうです。
東京に回ってくるのは来年になるようですが、今から楽しみです。

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