原田メソッド

子年にねずみの絵本を🐭ねずみのとうさんアナトール

今年の干支はねずみ、子年(ねどし)ですね。

干支にちなんで、ねずみが主人公の絵本をご紹介します。

と、言っても、ねずみの絵本はたくさんあります。

「ぐりとぐら」シリーズや「ねずみくんのチョッキ」シリーズ、「14ひき」シリーズなどが有名です。

他に何かなかったかしら・・・と自分の手持ちの絵本を見直してみたら、動物が主人公の絵本って、本当にたくさんあるんですね。

犬に猫、くま、きつね、やぎ、ひつじ、あひる、にわとり、牛、馬、かば、ワニ、ぞう、すずめ、からす・・・

その中にねずみは・・・ありました、ありました!

「ねずみのとうさんアナトール」(イブ・タイタス:文 ポール・ガルドン:絵 晴海耕平:訳 童話館出版)

色合いが地味なことと、少し長めなため、小学校の読み聞かせでは読んでいませんでしたが、家では子供たちに何度か読んでいました。

フランスのお話で、さりげなくトリコロールカラーでできています。

表紙をめくった見返しは、まさにフランス国旗。

中の絵も、モノクロか、青と赤だけで彩色したページが交互に続きます。

 

主人公のアナトールは、愛する妻と6人のかわいい子どもと暮らすおとうさんねずみです。

毎晩街に出勤し、人間の家から食べ物をとってくることが仕事。

ある日、忍び込んだ家の人間が話していることを聞いてしまいます。

人間たちがねずみを嫌い、怒っていることを知ったアナトールはショックを受けます。

そこで彼はどうしたか?

自分の好きなこと、得意なことで人間の役に立つことを思いつき、人間に貢献し感謝されながら、自分の報酬もしっかりもらいます。

 

このお話、最初と最後が同じ文章になっています。

「フランスの どこをさがしても、アナトールほど、しあわせで みちたりた ねずみは、ほかにいませんでした。」

 

数年前、子供に読んであげていた時は、特に何も思わずただ読んでいたような気がします。

しかし、絵本セラピーを学び、原田メソッドを学んだ今、このお話から私がいろんなメッセージを受け取っていることに気がつきました。

まず、アナトールこそ、原田メソッドが重視している「心のコップが上を向いた」「自立型ねずみ(人間)」である、ということ。

「心のコップを上に向ける」とは、前向きで素直で、積極的な心持ちのことで、反対の「心のコップが下向き」または「ふさがっている」というのは、不平不満、言い訳、ひがみ、嫉妬などです。

アナトールは、人間に嫌われているとわかってショックを受けつつも、人間を恨んだり、落ち込んだりせず、ウィン・ウィンの方法を考えます。

次に「自立型人間」とは、どのような状況でも自ら道を切り拓き、立ち向かっていく勇気と実行力のある人間のことです。

目標、目的を立てたり、行動、実践をする前に、まずこの「心作り」に優先順位を置くのが原田メソッドの特長ともいえます。

自立とは、自分や家族の糧を得る経済的自立、他者に依存しない精神的自立、社会の一員として役割を果たす社会的自立があり、アナトールはこれを満たしています。

 

そして何より「アナトールほど、しあわせで みちたりた ねずみは、ほかにいませんでした。」ということ。

自立も、目標達成も、成果も結局「しあわせになる」ため。

それは自分だけの利己的なしあわせではなく、自分もしあわせでいることで、周囲も世界もしあわせの輪が広がっていくようなしあわせを希求していくことだと思うのです。

 

私は、「ねずみのとうさんアナトール」が思いっきり原田メソッドに結びついてしまいましたが、他の人はこの絵本から何を感じるんだろう・・・

今度、絵本セラピーのプログラムに入れてみたくなりました。

 

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