絵本

高濱正伸先生講演会「これからの時代の子育て」~学力を超える大切な力とは

昨日、息子たちがお世話になっている学習塾、「花まる学習会」の代表、高濱正伸先生の講演会に行ってきました。

 

子供がまだ幼稚園児だった頃、偶然高濱先生の著書「わが子を『メシが食える大人』に育てる」に出会い、ストンと腹落ち。私の子育ての方向性、軸が定まりました。

ちょうど、「生き物の世話」的育児から、人間としてどうあって欲しいか、勉強、しつけ、社会常識、人間関係などについて導いていかなければならないフェーズに入る頃でした。

私自身、自分に自信があるわけでもなく、一人の人間を育てるなんて大それたこと、どうしていいのかわからず不安でいっぱいでした。

そんな時に読んだこの本。明解に、簡潔に方向性を示してくれました。

「メシが食える大人」とは、どんな会社、職業であろうと、どんな境遇にあっても、自分で人生を切り開き、生きていける力を持つ人のことです。

そして「もてる人、魅力的な人間」になること。いわゆる人間力。共感する力やコミュニケーション力、ユーモアがあり、仲間と協力して何かを成し遂げられる人間。

ここを目指して、子育てをやっていこう、と。

著書を読んで、花まる学習会の教室を調べたところ、幸運なことにつくば教室がありました。

しかも、我が家から車で5分ほど、よく行く運動公園のすぐ近くという絶好のロケーションです。

早速、長男が小学校に入学したと同時に入会し、お付き合いも7年目に入りました。

 

入会以降、何度も高濱先生の講演会は聞いてきましたし、著書も何冊も読みました。

一貫して、訴えることは同じです。

正直言って、私も同じ内容の講演会ができそうなくらい、頭に入っています。

昨日も、安心していつもの「高濱節」を聞いていました。

聞きながら、ふと思いました。高濱先生の言っていることは、最近学んできた原田メソッドと同じことだなぁ・・・と。

原田メソッドの根幹は、「自立型人間の育成」と「心作り教育」です。

自立型人間とは、まさに「メシが食える」人間のこと。どんな状況でも、主体的に物事に取り組み、切り拓いていく思考と実行力持つ人間のことです。

そして、「心作り」はいわゆる「魅力的な人間」に通じるのではないかと思います。

結局、私の価値観はここにあるのですね。語る人が違っても、メソッドやアプローチが違っても、結局この方向に引き寄せられていくようです。

 

子育ては親の生き方、価値観、哲学が大きく反映されてくるものだと思います。

だから親もうかうかしていられません。

還暦を過ぎて、なおパワフルにエネルギッシュに活躍する高濱先生の講演を聞いて、大事なことを再確認できました。