絵本セラピスト協会のセミナールームで行われた、「絵本セラピー体験会」に行ってきました。

「たっちゃん」こと絵本セラピスト協会代表の岡田達信さんによる絵本の読み聞かせを聞き、グループの皆さんと感想を話し合ったり、自分の体験をシェアしたりするのですが、まずはただただ絵本の絵をながめて、お話を聞くのが楽しいのです。
普段は子供に読み聞かせてあげる一方、読んでもらうことなんかありませんから。
文字を目で追うことから解放され、絵をじっくり楽しむ。そして耳でお話を聞く。なかなかいいものです。
おとなは、それぞれ違う経験や価値観、観念を持っていますので、同じ絵本でも受け取り方は人それぞれです。
そこには正解も優劣も勝ち負けもありません。
ただその違いを受容し、傾聴し、同じ絵本世界を共有した連帯感で、とてもやさしい気持ちになれます。
今回は、全く違うテイストの絵本、5冊を読んでもらいましたが、どれも面白く味わい深い作品で、大好きになりました。
また、体験会の後半は、岡田代表が韓国やスイス、オーストリアなどで行った絵本セラピーや講演会の報告がありました。
言葉は違っても、通訳を入れながらのセラピーは満員御礼の大盛況だったとのこと。
言語、文化、習慣の違いで、絵本の感想や解釈に違いはあれど、それをグループワークでシェアし合い、仲良くなれるところは共通だそうです。
私も、将来タイでこんなことができたら・・・と、ちょっと野望が膨らみました。
ところで、今回は実は「チャリティーイベント」だったのです。
参加費は必要経費を除いてすべて「「真備地区(岡山県倉敷市)災害シェアカー基金」に寄付されるそうです。
岡山県と言えば、オットの生まれ故郷です。
昨年の豪雨、水害被害のことはニュースで見るばかりで、何もできず胸を痛めておりましたが、こんなにいい時間を過ごしながら支援につながるとのことで、本当に嬉しいです。