絵本

今年の絵本活動の〆は、きくちちきさん対談講演会

22日、絵本セラピスト協会セミナールームで、絵本セラピスト限定絵本力フォロー講座として、絵本作家のきくちちきさんをお迎えし、協会代表のたっちゃんと対談講演会が開催されました。

 

きくちちきさんといえば、今年は「もみじのてがみ」が、ブラティスラヴァ世界絵本原画展の金牌を受賞し、人気絶頂の絵本作家さんです。

ブラティスラヴァ世界絵本原画展は、スロヴァキア共和国の首都ブラティスラヴァにおいて隔年で開催される世界最大規模の絵本原画展。

きくちさんは、2013年に「しろねこ くろねこ」という作品で、この賞の「金のりんご賞」を受賞していますが、今回はそれを上回る「金牌」でした。

受賞が決まった時、ちょうど吉祥寺美術館で個展を開催中でした。

私も個展を見に行っていて、受賞作の「もみじのてがみ」を購入していました。

それを持参して、しっかりサインをいただきました。

 

 

ちきさんは、心優しき山男のような風貌で、帽子とメガネとひげがトレードマーク。

落ち着いたゆっくりとした口調で、絵本作家になった経緯や絵本作りの裏話、吉祥寺美術館の個展での苦労話、息子さんとのことや息子さんから創作のインスピレーションをもらっていることなどを、たっちゃんの質問に答える形でたっぷりと語ってくださいました。

また、ご自身が手作りした和綴じの絵本や、「もみじのてがみ」が出来上がるまでに描いたラフスケッチなど、貴重なものもお持ちくださいました。

 

絵本に関わる者としては、ひとつの作品が完成するまでのエピソードを聞いたり、日の目をみなかった下書きの数々を見ることは、とても興味深くワクワクする体験です。

何より、ちきさんの優しく、かわいらしいお人柄に魅了され、とてもなごやかで癒される学びの時間でした。

 

100年前の絵本に触発され、「描かなきゃ!」と思って絵本を描き始めたというちきさん。

今は、100年後の人たちに手紙を書くつもりで作品を描いているそうです。

絵本セラピストとして、そんなちきさんの思いと作品を、100年後の人たちにつなぐお手伝いをしていきたいと思います。

 

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