気づいたこと・考えたこと

バタフライ効果 私の場合

こんにちは!

大人に絵本を読んでいる、絵本セラピスト🄬らくちゃんです。

 

「北京で蝶がはばたくと、ニューヨークで嵐がおこる」というようなことを、聞いたことがないでしょうか?

いわゆる「バタフライ効果」です。

 

バタフライ効果とは?

大辞林によると、「初期条件の僅かな差が、その結果に大きな違いを生むこと。チョウがはねを動かすだけで遠くの気象が変化するという意味の気象学の用語を、カオス理論に引用した」とのこと。

学術的、専門的な解説はできませんが、ごく小さな変化や動きが、いつの間にか思いがけない大きな現象につながっていくこと、と理解しています。

ちょっと「わらしべ長者」みたいじゃないですか?

(すみません、乱暴なこじつけで)

夢のお告げに従って、一本のわらを大事にしていたら、それがいろんなものと交換され、いつの間にか大長者に・・・というお話。

 

私が体験したバタフライ効果

先日、Zoomを使ったオンライン絵本セラピーを開催しました。

参加してくださった方の中に、私と同じ絵本セラピストが何人かいらっしゃいました。

その中には、私がまだ行ったことのない遠くの県からご参加いただいた方も。

オンラインだからこそ、つながることのできたご縁です。

 

プログラムの終わった後の雑談タイムで、とても嬉しいお話を聞きました。

昨年の秋、私は絵本セラピストの認定をとるための実践として絵本セラピーを開催しました。(そのときの記事はこちら

その時の実践報告を、絵本セラピスト協会のFacebookコミュニティに投稿したところ、プログラムの中の一冊の絵本に興味を持ってくれたようでした。

 

 

その絵本を、ご自身の活動エリアの小学校で、PTA主催の会で保護者の方に読んであげたとのこと。

その中の一人のママさん。

子育てと仕事の両立に行き詰まり、苦しんでいた心に、この絵本がすっと入ってきたといいます。

「胸のつかえがとれました」と涙された、とのこと。

 

その本は、いかにも感動を誘うストーリーがあるわけではありません。

ちょっと不思議な、おもいでをたべるオバケの、とりとめもない短い一冊。

そのママさんが、書評や書店の店頭で見たのなら、手に取ることはなかったかもしれません。

でも、大人に絵本を読みたい私が選んだ本が、同じ絵本セラピストの方の目に止まり、私の知らない土地で知らない方に読んで、その方の心に刺さった・・・

なんだか、素敵な話ではないですか!

 

「絵本が好き」という思い、「絵本で周りの人を笑顔にしたい」という願いが、見えないさざ波となって広がっていくようなイメージを感じました。

 

ちなみに、その絵本はこちら。↓

トペラトト おもいでをたべるオバケのはなし(田島征三×おおたかしずる:作 現代企画室)

 

私たちにできること

私たちは、誰もが有名なスポーツ選手やアーティストのように、社会に影響力があるわけではありません。

でも、一人一人が少しずつ、「前向き」だったり「やさしさ」だったり、または「勇気」や「チャレンジ」という、小さな「蝶のはばたき」を繰り返すことで、何か変化がおこる可能性があります。

その影響は、今回のように、自分の周囲ですらない、まったく想定外の遠いところで、起こることもあるのです。

そう思うと、自分の潜在的な可能性に、わくわくしませんか?

 

 

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