秋分の日をはさんで、前後3日間、合計7日間を指してお彼岸と言い、お墓参りをすることが多いようです。
昼と夜の長さが同じ、太陽が真東から上って真西に沈む日。
この期間、我々が住む此岸(この世)と仏様の住む世界である彼岸(あの世)が最も近くなる日と考えられていて、故人との思いが通じやすくなる日であると言われているそうです。
今年は9月20日から26日までにあたります。
我が家は、昨年12月に私の実父が他界し、先月新盆を迎えたばかり。
秋のお彼岸のお墓参りも初めてです。
こういう仏教行事、最近では簡素化され、我が家でも特別なことはやりません。ただそれぞれの心の中で偲ぶだけ。
何より、亡くなった父が「死んだあとは何もしてくれなくて結構」と、生前に霊園の永代供養に申し込み、墓石もいらないという意思表明をしていました。
それでも、千葉県に住む姉が、「お彼岸だし、お墓参りに行こう」と言うので、母と姉と私、3人で共同慰霊碑にお花を供え、お参りしてきました。
簡単なもので、あっという間にお墓参り終了。
でもせっかくなので、母と娘二人、水入らずでランチを食べに行くことにしました。
お彼岸の昼食ですが、母のお気に入りのフレンチレストラン、「リヨン・ド・リヨン」です。
洒落た一軒家のお店で、昼時はいつも満席。予約が必須です。
ランチもいくつかのコースがあるのですが、私は2,000円のコースを選びました。
コストパフォーマンスがとてもよく、前菜だけで満足、満腹になるくらい。



お彼岸のお昼にこれって・・・いいのです。
亡き父も何度か来たことのあるお店。
母が父なき後も寂しくなく、娘二人とお気に入りのお店でランチをしているのを、喜んでくれていることでしょう。
これも供養かな、と思います。