こんにちは!
つくば市在住の主婦、らくちゃんです。(プロフィールはこちら)
現在、クレマチス園が公開されている(2021年4月29日~6月6日)、筑波実験植物園に行ってきました。
観光目的のフラワーパークではなく、あくまで植物の多様性を知る・守る・伝えるための施設。
静かで広い園内を、季節の花を見ながら、のんびり歩いてリフレッシュできる、おススメ穴場スポットです。
「筑波実験植物園」ってどんなところ?
国立科学博物館が、植物の研究を推進するために設置した植物園です。
つまり、あの上野のランドマーク的存在の博物館の出先機関ということになります。

植物の多様性を知り、守り、伝えることを使命に、研究、保全、展示、学習支援活動を行っています。
国立筑波大学のキャンパスのすぐ近く。広大な園内では、日本の代表的な植物、世界のいろいろな環境に生育する植物、生活に利用する植物など、およそ3,000種類の植物を見ることができます。

エントランスエリアは、教育棟になります。
券売機でチケットを買って建物の中に入ると、すぐにミュージアムショップや図書コーナーがあり、見ごろの植物などを紹介したパンフレットがもらえます。

開園時間
9:00~16:30(入園は16:00まで)
休園日
毎週月曜日(祝日・休日の場合は開園)
祝日・休日の翌日(土曜・日曜日の場合は開園)
年末年始(12月28日~1月4日)
入園料
区分 | 入園料 | 備考 |
一般・大学生 | 320円 | 18歳未満65歳以上は無料 障害のある方および付き添いの方1名は無料 |
小・中・高校生 | 無料 | |
団体 | 250円 | 団体は20名以上 |
リピーターズパス | 1,500円 | 入会日から1年間有効 上野本館常設展、附属自然教育園も利用可 |
みどりのパス | 900円 | 入会日から1年間有効 附属自然教育園も利用可 |
アクセス
車の場合
- 圏央道 つくば中央I.C.から約7km。
- 常磐自動車道 桜土浦I.C.から北へ約8km。
※無料駐車場あり(乗用車 約120台分)。
電車の場合
つくばエクスプレス線つくば駅よりバス。
詳しくは、こちらのサイトからバス路線や時間をご確認ください。
特別公開がすごい
ここの植物園、季節ごとの「特別公開」がなかなかすごいのです。
今、公開中の「クレマチス園」も見ごたえたっぷり。

園内では、多数の野生種と園芸品種のクレマチスが、早咲きから遅咲きまで多彩な花のリレーで楽しませてくれています。
「てっせん」という和名を持つクレマチス。
「カザグルマ」と言われるおなじみの花の形から、釣り鐘型や花びらが八重になった、「これもクレマチスなの?」と思うものまで、まさに「多様性」に触れられます。




今年は中止になってしまったようですが、毎年専門家による特別セミナーも開催されます。

このほか、夏の植物園フェスタや水草展、秋のきのこ展、蘭展や、植物画コンクールなどの企画もあります。
わが家も、子供たちが小学生低学年の頃は、夏休みに「つくばちびっこ博士」という研究所めぐりのスタンプラリーで訪れていました。
秋の「きのこ展」も、とても楽しみにしていましたよ。


広大な園内の楽しみ方
特別公開やイベントがなくても、広大な園内にはいろんな植物が季節ごとに花を咲かせていて、のんびりお散歩するにも最適です。
植物に詳しい人や、生態に興味のある人は、解説を読みながら歩けば知的好奇心が満たされることでしょう。
そうでない人も、緑を楽しみに、花を愛でながら歩けば、リラックス効果満点です。

園内の概要は、このようになっています。

地元、筑波山の固有種も見られます。


これ、うちの庭にもあるような・・・
うちの花はこれ。↓

水生植物の池の周りは、こんなにワイルドな風情があります。

池を渡る橋があったり、ちょっと休憩できる東屋があったり、のんびり過ごせます。







園内で見られた花の数々。


かわいいサクランボもたくさんできていました。
桜の時期は、きっときれいだったのでしょうね。

園内には、熱帯の環境を再現した、立派な温室もあります。


温室の周りには、こんなお花も咲いていました。


今、見ごろのヤマボウシがきれいです。
このお花は、みんな上を向いて咲いています。
木に咲くお花なので、下から見上げると葉と花の裏から日に透かして見ることになり、それもまたきれいです。

自然のままの環境なので、こんなのにも会えちゃったりします。

スイーツの香りづけなどでお馴染みのシナモン。
この木なんですって。

シナモンの花って、見たことありますか?
こんな花が咲いてましたよ。

きれいに作りこんだ花壇ではなく、ゆっくり園内を歩いている中で、出会える木や花を楽しむ。
そんな豊かな時間が過ごせる筑波実験植物園、おススメです。
