こんにちは!
つくば市在住、大人に絵本を読んでいる絵本セラピストらくちゃんです。(プロフィールはこちら)
いつもお世話になっている、つくばの絵本屋さん「えほんや なずな」に、年始のご挨拶もかねて行ってきました。
地元では、絵本との出会いを求める親子や、私のような絵本好きの大人、ときには絵本制作や絵本にまつわるあれやこれやを研究する筑波大学の学生さんまで集う、町の隠れた癒しスポットです。
今年もガッツリお世話になるつもりですので、まずは年始のご挨拶。
その時の様子と、店主いちみちゃんの「今日のおすすめ」をご紹介します。
1月8日のお店の様子
「えほんや なずな」の年始の営業は1月6日(木)からでした。
初日に伺う予定で予約もしていたのですが(なずなは感染症対策として、予約優先営業中)、あいにくの大雪予報。
残念ですが、この日は断念。道路の雪もおおかた溶けた8日(土)に訪問しました。

店内は、お正月関連の絵本が正面に並び、壁際には干支のトラにちなんだ絵本。
雪の絵本や、新春らしく芽吹きの絵本が並んでいて、見ているだけでもウキウキ、ワクワク。

他のお客さんの予約もなかったので、ゆっくりさせてもらいました。
このお店、店主のいちみちゃんと絵本談義をしていると、その場ですぐに「読み聞かせ」が始まっちゃうんですよ。
これがひそかに楽しみだったりします。

普段は、私が大人に絵本を読んでいますが、読んでもらうのも大好きです。
いつもお店で、近隣の小学校で、毎日のように読み聞かせをしているいちみちゃん。
その読みは絶品です。
おおげさでなく、安心感があり、いつの間にか物語の世界にひたっていることに気づきます。
お店を出るときには、心ほっこり、幸せな気持ちになっています。
いちみちゃん、今日のおすすめ
毎月Zoomで絵本セラピーを開催している私。(絵本セラピーってなに?)
今月もプログラムを考え、選書に頭を悩ませていたところ。
なにげなく「今日のおすすめの一冊は?」と、店主いちみちゃんに聞いたところ、取り出したのはこの絵本。

『みずとはなんじゃ?』(かこさとし:作 鈴木まもる:絵 小峰書店)
ちょっと意外。
新刊というわけではないです。お正月や季節ものでもありません。
「だるまちゃんとてんぐちゃん」などで有名なかこさとしさんの最後の作品ということで、知ってはいましたし、他の書店の店頭でも見かけていました。
子どもに自然科学への興味をうながす、いわゆる「かがくえほん」だと思っていました。
「今年の初営業の日ね、小さいお客さんが『これ、読んで』って、お店の棚からこの絵本を持ってきたんですよ」と。
小さいお客さんは、この店の常連さんで、4歳の女の子。
外は雪。まさに、「みず」のひとつの姿が舞い降り、積もってきているところ。
つくばでは、めったに降らない雪の日に、「みずとはなんじゃ?」を読むとは!
あらためて読んでみると、気体にも固体にもなる水、身近な水の話、体の組成や生存のための水の働き、環境の中での水、地球上で生き物が生きていられるよう、温度調節の役割をしているのも水・・・
外に降る雪を見ながら、なんとも壮大でしみじみとした気持ちになったそうです。
これが町の絵本屋さんのよいところ。
ショッピングモールの中の大きなチェーンの書店では、なかなかこんなことはありません。
お客さんとのやり取りの中で起こる偶然。
その偶然は、必然のように何らかのメッセージを届けてくれることがあります。
声に出して読むからわかること、一緒に読むから感じること。
絵本には、そんな底知れない引き出しがあるな~と、つくづく思いました。
絵本の初買いとなずなのお年賀
せっかく絵本屋さんに行ったのに、手ぶらで帰るわけにはいきませんよね。
今年の「絵本初買い」ということで、はりきって結構買ってしまいました。
今月の絵本セラピーのプラグラムに、入れようと思っていた絵本やトラの絵本を何冊か。
衝動買いもありました。

年始ということで、なずなさんから、こんな粋なお年賀もいただきました。

おせんべいと、おみくじ風の面白格言。
私が引いた格言は・・・

「読んで笑えば 福来たる」
今年も大いに読んで、大いに笑って、福をいっぱい呼び込もうと思います。
「えほんやなずな」基本情報
住所:つくば市竹園2‐4‐10 村田ビル105
電話: 029-828-5120
新刊絵本・中古本・雑貨も少々。
営業日:火・木・金・土 11時~17時
店休日:日曜 月曜 水曜
店主都合で臨時店休することも。
または、悪天候の時も店休や早じまいの可能性あり。
感染症対策のため、予約優先営業です。お出かけの前に、ご確認ください。

