タイ

雪が降ると思い出す

18日の土曜日、小雪が舞いました。

この日、私は東京でお初釜。

雨や雪の日に着物を着て出かけるのは、結構大変なのですが、これも冬の風情と思って楽しむようにしています。

 

寒いのが苦手な私は、寒くなるとひときわタイが恋しくなります。

一年中半袖で暮らせるのは、本当にラクでした。

でも、タイの人たちは寒いことや雪に、とても憧れていたんですよね。

よく、「雪って、どんな感じ?」と聞かれたものです。

 

タイ語で「雪」は、「หิมะ」と言います。

「ヒマ」と発音します。

もともとタイは雪が降らないので、独自のタイ語はなく、外来語です。

「ヒマ」はヒマラヤのヒマだと聞きました。

雪をイメージするのに、ヒマラヤの雪山まで行ってしまうのですね。

タイでは、それほど雪は遠く、現実味のないものなのでしょうね。

 

何年か前、隣の市の工場に来たタイ人の研修生の通訳をしたことがあります。

1月~3月の、なかなか厳しい季節でした。

5人の研修生、みんな日本は初めて。

一緒に生活用品を買いに行ったり、ゴミの分別や出し方を教えたり。

工場の仕事より、こういうことの方が大変だったと思います。

 

朝、ウィークリーマンションに迎えに行くと、外は一面霜で真っ白になっていた日がありました。

タイ人の研修生たち、目を輝かせて、「これ、雪よね?」と大喜びでした。

残念、これは霜ということを説明するのに苦労しました。

そして、ある日とうとう朝出かける時に雪が舞ってきました。

最初彼らは怪訝な顔で、何これ?何か降ってきた、と。

「あぁ、雪降ってきたね」と言ったら、目をまるくして「えぇ!これ、雪?ホコリが飛んでるのかと思った~!」とのこと。

それからしばらく大興奮の写真撮影タイムとなりました。

本当は、もっときれいな雪景色を見せてあげたかったけど、茨城県じゃなかなかそんなには降らないのよね。

 

雨に変わりそうな小雪の中を歩きながら、そんなことを思い出していました。

 

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