つくばの情報

文化講演会「絵本を通して家庭でコミュニケーション」に行ってきました

2月20日、つくば市内の小学校で、読み聞かせの会とPTAの文化委員会共催の文化講演会「絵本を通して家庭でコミュニケーション」が開催されました。

わが子が通う小学校ではありませんが、次男の野球チームの練習試合で何度か行ったことはあります。

フェイスブックに出ていた告知によると、他校の保護者や地域の方も聴講できるとのこと、お言葉に甘えておじゃましてきました。

 

この日の講師は、絵本講師でもあり、絵本の翻訳や絵本制作も手掛けられるジェリー・マーティン氏。

カリフォルニア州出身のアメリカ人ですが、流暢な日本語をあやつり、日本語と英語のバイリンガルで絵本を読み聞かせる活動をされています。

実は、以前、この小学校からほど近いショッピングモール内の書店でバイリンガル読み聞かせをされたのを、聞きに行ったことがありました。

たびたびつくばで活動されているので、お近くにお住まいなのかと思いきや、大宮からキャスター付きスーツケースとリュックに絵本を詰め込んで、来てくださっているとのこと。

 

この日は、まず第1部として5年生の子供たちに読み聞かせ。

 

普段は、幼稚園、保育園など小さい子供たちに読んでいるというジェリーさん。

ちょっと大きい5年生に読むことに、実は不安があったそうですが、そんなことはみじんも感じさせない見事な読みっぷり。

子供たちの反応も大盛り上がりで、あっという間に時間が過ぎてしまい、教室を立ち去るのが名残惜しそうな子供たちもいました。

 

第2部は、大人向けに絵本の選び方や読み方のお話です。

 

ジェリーさんいわく、絵本には「主食」の絵本と「おやつ」の絵本があるとのこと。

主食は、子供たちの想像力や心を育てる絵本だそうです。

一方、おやつの絵本もよくないということではなく、気分転換や楽しむために読むのは大いに結構だけど、これだけだとちょっと足りないね、というもの。

そして、何より子供が「読んで」と持ってきたものは、読んであげましょう。

ひざに乗せてあげたり、隣にくっついて座ったり、スキンシップを取りながら読むのがベスト。

自分があまり好きじゃない絵本や、何度も読んで飽きている絵本でも、子供が読んでほしがったら、心をこめて読みましょう。

子供は、いやいや読んでいると見抜きます。

なんてことを、たくさん持ってきてくれた絵本の中から例をあげて紹介し、時に読み聞かせをしながらお話ししてくださいました。

 

講演会の後は、希望者でジェリーさんを囲んでランチ懇親会。

学校の近所のお惣菜屋さんに特別に注文して作ってもらったそうで、竹の子ご飯やふきのとうの天ぷらなど、春の味覚満載。

 

絵本と読み聞かせのスペシャリストのジェリーさんと、絵本好きの保護者や読み聞かせの会の方など絵本好きばかりで、絵本談義をしたり、家で子供に読んでいるときの微笑ましいエピソードを話したり、なんとも和やかで楽しいひとときでした。

 

またどこかで、ジェリーさんの軽快なバイリンガル読み聞かせを聞ける機会があったら、足を運んでみたいと思います。

 

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