気づいたこと・考えたこと

「7つの習慣」を武道のように実践する

「7つの習慣」という本があります。

自己啓発の金字塔ともいえるロングセラーの名作で、全世界で累計3000万部も売れていると言われています。

 

この7つの習慣、習慣と言っても、早起きや運動、英語学習などのような表面的な行動習慣ではなく、深い深い思考の習慣や生き方理念を作っていくようなもの。

なので、一度本を読んでおしまいというものではありません。

経営者やビジネスマンでも座右の書として、何度もことあるごとに手に取る人も多いようですし、読書会、勉強会なども開かれています。

私も、オーディオブックで聞き、本も何度かパラパラ読みしています。

原理原則や人格重視、目的、理念を大事にし、周囲との協調、シナジーを作り出すこと、そして自分を磨き続けること、などの概念が「原田メソッド」とも共通しています。

 

習慣といえば、習慣化コンサルタントの古川武士さんという人がいます。

私は、数年前から彼の著書を読み、フェイスブックのコミュニティにも参加していますし、毎朝音声が届くサービスも利用しています。

ちょうど今朝の音声で、「7つの習慣」のことが取り上げられていました。

今年は大きなプロジェクトを、理念を共有した信頼できるメンバーたちと立ち上げようとしている古川さん。ふと手元にあった「7つの習慣」を開いてみたら、これからやっていこうとすることへの示唆のような言葉が「書いてあるなぁ~」ということでした。

古川さんが、新しいプロジェクトや組織作りのために、「7つの習慣アカデミー協会」の方からアドバイスをもらう中で、「7つの習慣は武道のようなもの」というお話があったそうなのです。

「これは、読んでわかった」というのと、日々の仕事、活動の中で実践できているかというものは、まったく別物だということです。

だから、道場のような役割で、アカデミー協会は活動しているのだ、と。

 

これ、ストンと腑に落ちました。

私も、30年近く茶道のお稽古をしておりますので、「武道」や「茶道」の「道」の概念が少しわかる気がします。

点前や型を覚えて、再現できるから、「できる」とは言えません。

同じことの繰り返しだけど、その中で磨かれ、上達、成長していくものがあります。

茶道を大成した千利休は、茶の教えを短歌にした「利休百首」または「利休道歌」というものを残しました。

その中に、

「稽古とは 一より始め十を知り 十よりかえる もとのその一」

というものがあります。

「初心にかえる」ということもよく言いますが、十まで稽古してきた人がする「一」は同じ「一」だけど同じじゃない。

少しずつ螺旋状に上昇していくイメージです。

だから、何度も読んだ「7つの習慣」でも、以前なんとも思わなかったところに、今、ハッとすることができるのではないでしょうか。

 

そんなことを思って、分厚い「7つの習慣」をまた引っ張り出してきました。

実は、タイ語版も持っています。なかなか読み進みませんが。(新品同様。笑)

「武道のように」というほどストイックにはがんばれませんが、また1日1行ずつくらいから取り組んでみようかと思います。

 

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