3月20日、「Shiawase2020」という無料のシンポジウムが開催されました。
過去3年はリアルで集まるイベントだったようですが、今年はこういう状況なため完全オンラインでの開催となりました。
「幸せ」というキーワードで、様々な活動や研究をしている個人、グループが集い、基調講演や研究発表、ワークショップなどを行います。
今回、多くの出展者の中に、原田メソッド認定講師の先輩がお二人いらっしゃいました。
「成幸学」の専門家、すみちゃんこと白石純也さんと、
「幸せに生きていく力を育てる」をテーマにキャリア・コンサルタントとして20年のキャリアを持つ西原栄美さん。
お二人の呼びかけに興味を持ち、参加してみました。
「幸せ」というと、みんなよく知っているようでいて、実に曖昧で漠然としているものです。
それを、心理学、脳科学、統計学、行動科学などから研究した「幸福学」というものがあります。
その第一人者である慶應義塾大学大学院教授前野隆司氏の理論と、目標達成の技術・原田メソッドを組み合わせた、「成幸学」として、幸せに成功を目指す手法を伝授してくれるのが今回のワークショップです。
オンライン会議システムのZOOMを使った80分のワークショップ。
まずは、「幸せ」の4つの因子について基礎知識を共有し、原田メソッドの4観点で幸せな将来の目的地を描くという構成です。
ところで、「幸せ」ってなんでしょう?
「幸せになりたい」「君を幸せにするよ」なんて言っても、「医者になりたい」「君を妻にする」というのと違って、誰が見ても明らかな形というものはありません。
でも、研究により人の心が幸せを感じる条件がある程度わかってきました。
それが「幸せの4つの因子」。
1.やってみよう因子(自己実現と成長)
2.ありがとう因子(つながりと感謝)
3.なんとかなる因子(前向きと楽観)
4.あなたらしく因子(独立とマイペース)
だそうです。
これらを念頭におきつつ、ワークショップでは将来(仮に1年後の今日)になっていたい自分の姿、目標を描いていきます。
そこでは、原田メソッドの4観点シートを使います。
原田メソッドでは、収入や地位、賞など自分にとっての有形の目標の他に、それに伴って得られる喜びや自信、誇りなどの感情的なベネフィットを書き出します。
さらに、自分がその目標を達成することで、他者や社会が得る有形の利益や感情などの無形のものに思考を広げていきます。
私も、原田メソッドを学ぶ中で、何度もこの4観点シートを書いてきましたが、ここに幸福学の4つの因子の観点を加えることで、さらに思考を深めていけたような気がします。
さて、ZOOMでのワークショップに参加してみて、良い点と残念な点があります。
良い点は、このような状況でも、日本国内のみならず香港やドイツから参加された方がいたということです。
こんなことが可能なのも、オンラインシステムがあったからこそ。
私も、家族が家にいる状況で、都内での集まりだったら参加を断念していたでしょう。
いい時代になったものです。
残念な点は、やはり集中して受講するのが難しいこと。
家事の合間にあわててつないで、片手間に聞いてしまっていた部分もあります。
いきなりピンポーン「近くのペンキ屋ですが、今ちょっとよろしいですか~?」なんてのが来たり、子供に話しかけられたり。
また、操作中に参加者の音声がミュートになっていてなかなか進行できなかったり、画面の切り替えに手間取ったりというロスタイムもやっぱりありますよね。
リアルセミナーでは、やはりその場の空気、講師と参加者の熱量みたいなものが、とても大きな刺激となりモチベーションを高めてくれます。
動画配信やZOOM会議では、やはりその点ではリアルには太刀打ちできません。
とはいえ、良い点と残念な点は表裏一体。
何もできないと諦めるより、できることで多少不都合があっても前に進む方がよいと思います。
完璧主義より最善主義。
コロナ騒ぎから、いくつかのセミナー、ライブコンサート、生配信、絵本の読み聞かせをZOOMやフェイスブックライブで体験しましたが、とりあえずやってみて、場数を踏みながら進化していけばいいのですよね。
そしてこれからは、自分も発信者側になることを考えていこうかな、と思います。

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