コロナウィルスは、過去に体験したことのない災禍です。
じわじわと感染者、死亡者数が増え、外出自粛要請も都心への移動から生活圏へと深刻さが増してきました。
ニュースを見ながら、自宅に引きこもり、なんとも落ち着かない気持ちではないでしょうか。
こんな時こそ、おとなにもこの絵本がおススメです。

この絵本は、ポップアップ絵本。
いわゆる「とびだす絵本」です。
といっても、小さい子向けのマンガチックなものではなく、立体アートのようなポップアップが、ページをめくるたびに目の前に広がります。
気持ちがぐちゃぐちゃになったカラーモンスター。
その気持ちをひとつずつ色分けし、言葉にしていきます。
感情、気持ちという目に見えないものを、色にして取り出して整理することで、自分を知り、相手を理解する手がかりになるかもしれません。
たとえば、カラーモンスターが感じている、「ふあんでこわいきもち」。
まっくらな もりに はいって しまったみたい
そんなとき じぶんが ちっぽけで なにも できないと かんじるわ
ふあんは ゆうきを うばうわ
最近、自分が感じていた感覚を、言語化してもらったような気がします。
今、私たちが感じている不安、イライラ、恐れ、無力感、とまどい、やりきれなさ、絶望と希望・・・
カラーモンスターのように、書き出して色づけしてみるのも面白いかも。
ちなみに、この絵本を翻訳した大友剛さんは、翻訳者でありながら、ミュージシャンであり、マジシャンでもあります。
その大友さんが朗読している動画があり、絵本の中身も一部見られます。
とても素敵な動画で、おススメです。
不安やストレスは、免疫力も下げてしまいますから、この絵本を読みながら気持ちを整理し、美しいポップアップで癒されてください。

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