こんにちは!タイ語翻訳者で絵本セラピストのらくちゃんです。
今日は、ずっと前にタイで買った、かわいい絵本をご紹介します。
「ขึ้นอย่างไรนะ」(どうやってのぼるの?)

「ลงอย่างไรนะ」(どうやっておりるの?)

この2冊は、シリーズのようで、登場人物(?)が同じです。
表紙に飛んでるてんとう虫も、共通のキャラクターです。
まんまるおめめのふくろうと子ネコちゃんがかわいい。
中に出てくる他の動物たちも、どれもとてもかわいいです。
鉛筆と水彩で描かれた、シンプルで優しいタッチの絵で、癒されます。
お話は、どちらも同じテーマ。
「どうやってのぼるの?」の方は、ある日ふくろうの子が、木の上の巣から落ちてしまいます。
まだ飛べないふくろうくん。巣に帰るのに、「どうやってのぼったらいいの?」と困っていたら、友達が次々のぼりかたを教えてくれます。
ネコは、「爪を立ててのぼっていくんだよ」。
ドウケザルは、「手足で幹にしがみついてのぼるのさ」。
ヤマアラシは・・・「トゲトゲがあるけど、ぼくものぼれない~」。
そこに、お母さんふくろうがやってきて、「そろそろ飛ぶ練習をする頃ね」と。
みんなに見守られて、お母さんの真似をしながら翼を広げてパタパタ・・・
「飛べた飛べた~!みんな、ありがとう。ぼく、飛んで巣に帰れたよ!」
というわけで、めでたしめでたし。
「どうやっておりるの?」は、その逆バージョン。
子ネコが、てんとう虫を追っかけて、木の高いところまで上ってしまったら、怖くておりれない~。
「どうやっておりたらいいの?」という子ネコに、また友達が次々下り方を教えてくれます。
ふくろうは、「翼を広げて、飛びながら下りればいいんだよ」。
この時点で、ふくろうくん、もう飛べているので、ふくろうくんのお話の方が先のようですね。
クモくんは、「糸を木にくっつけて、それをつたって下りるのさ」。
リスくんは、「腕と足を広げて、こんなふうにふわりと飛び下りるんだよ」。
どれもできなくて、困り果てていたところに、またまたお母さん登場です。
お母さんの真似して、爪を木に引っ掛けながら、ゆっくり、落ち着いて・・・
「下りれた~!みんな、下り方を教えてくれてありがとう。
でも、ぼくはネコだから、ネコのやり方で木から下りなくっちゃ」
この2冊、表紙のタイトルの上に「自信と問題解決思考を養います」と書いてあります。
裏表紙にも、
「ふくろうが巣に帰れるように、気遣って手伝う温かい友情。
そして、子供たちに自信を持って自分らしく成長することを学ばせます。」とか、
「子ネコを気遣い、手伝ってあげます。
問題解決思考を楽しむとともに、心温かく、自分らしく自信を持って成長することを学ばせます。」とあります。
ある種の知育絵本なのでしょうか。
子どもたちは、ただ「ふくろうくん、無事に巣に帰れるかな」「ネコちゃん、ちゃんと下りれるかしら」とハラハラ、ドキドキ、最後に、ホッと一安心。
それで充分だと思います。
ちなみに、裏表紙には、かわいい友だちが小さく見えますので、ご紹介しますね。
中身は著作権上、掲載できませんが。


ちなみに、ふくろうくんの方の表紙、左下に「タイ良書賞」のシンボルマークがついています。
タイ国内でも評価された作品なのですね。
日本でも、いつか紹介されるといいなと思います

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