こんにちは!大人に絵本を読んでいる、絵本セラピスト🄬らくちゃんです。
8月15日、日本は終戦の日です。

戦争を題材にした絵本や書籍はたくさんありますが、私は今日はこの絵本を読みました。
先の大戦では、たくさんの悲劇がありました。
原爆、空襲、特攻・・・
父親が、夫が、息子が戦死し、街や家を焼かれ、飢えや貧困に苦しみました。
あんなこと、二度と繰り返しちゃいけない。
それは、絶対そうなのだけど・・・
「あの時は大変だった」「日本はひどい目にあった」と、まるで全面的に被害者のような印象を持ってしまっていたことに、気づかされたことがあります。
「当時の国民は、戦争には『のっていった』んです」と言う人がいました。
ジブリアニメの有名なプロデューサー、故高畑勲氏。
ご自身も空襲に遭い、火の海の中を逃げ惑った経験があるそうです。
その人が、「当時の国民は、戦争の高揚感に国を挙げて盛り上がり、大きな流れに『のっていって』しまった」と言っていました。
詳しくは、こちらの記事に書きました。↓

この、「大きな流れにのっていって」しまう恐ろしさ、今も感じませんか?
ああいう「戦争」は、繰り返さないとは思いますが、店頭からマスクが消え、トイレットペーパーが買えなくなり、最近ではうがい薬もなくなりました。
都内や県外から来た人に、正義の鉄拳とばかりに嫌がらせをする人もいると聞きます。
そんな現象に、「へいわ」がゆらぐのを感じてしまいます。
冒頭紹介した絵本「へいわってどんなこと?」には、どんなことが「へいわ」なのか、「きっとね、こんなこと」と書いています。
爆弾が落ちてきたり、街が破壊されたりしないこともそうですが、
「いやなことは いやだって ひとりでも いけんが いえる」
「どんな かみさまを しんじても かみさまを しんじなくても だれかに おこられたりしない」
自分の意見を持ち、それを言えること。
違う考えの人がいることを、受け入れること。
それが「へいわ」には、不可欠かなって思います。
絵本セラピーを学び、実践していく中で、そんな思いが強く、明確になってきました。
同時に同じ人から、同じ場所で読んでもらった絵本。
絵本セラピーでは、その感想や思い浮かんだことを、分かち合ってもらうことがあります。
「あなたは、そう思うんだ。わたしはね・・・」
「そこに目が留まったの?気がつかなかった。」
そんなことが、よくあります。
そして、「へぇ、違うんだね。おもしろい!」と。
絵本セラピスト協会代表のたっちゃんは、「絵本でいつのまにか世界平和」と言っています。
私も、その思いに強く共感しています。
絵本の力を借りて私ができること。
それは本当に誰も気がつかない、小さな小さなことだけど、気がついたらちょっとだけ前より「へいわ」で「しあわせ」なことが増えていたらいいなと思います。


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