4月6日は、新学期初日、始業式のはずでした。
わが家の息子たちも、新中学2年、新小学6年生になって登校しました。
しかし、始業式はなく、クラス分けの発表を見て、新しい教科書をもらい、新しい担任の先生のお話を少し聞いて帰ってきました。
久しぶりの学校、久しぶりに会う友達・・・そしてまたしばらく休校。
なんとも、寂しく、やりきれません。
この日の次男の日誌には、「またしばらく会えなくなるから、もっと友達と話しておけばよかった」と書いてありました。
きっと、限られた時間で、精一杯話してきたのでしょうけど、まだまだたりませんよね。
なんとも胸が痛みます。
長男のバスケ部の保護者グループLINEに、新中学3年生になった先輩のお母さんから書き込みがありました。
「3月に、部活休みになってから、なんとか決行した卒業生を送る会でやったOB戦が、あの子の最後の試合になるのかも・・・と淋しく思う今日この頃」と。
涙が出ました。
うちの息子と同じ小学校出身の先輩。
控えめで、優しそうな子です。
小学生の頃は、何もスポーツ活動をしていなくて、特に運動神経がいい方でもなかったそうです。
中学に入学し、部活見学で見たバスケ部がかっこよくて、入部を決めたのだとか。
ただし、男子バスケ部は鬼顧問の指導も厳しく、練習も息子の中学の部活では最もきついと言われています。
小学生の頃からミニバスケットのチームでやってきた経験者も多く、初心者ではなかなか試合に出る機会もありません。
それでも、やめずに歯を食いしばってがんばってきたのです。
いまやバスケが大好きになり、高校でもバスケをやりたいと言っているほど。
たしかに、キャプテンやエースの選手の鮮やかなプレイと比べると、頼りない感じではありましたが、最近ははっとするようないい動きをするようになりました。
シュートの精度も見違えるほど上がり、「最近、すごくうまくなったね~」と言っていたところでした。
今のコロナの感染拡大の状況を見ていると、部活がいつ始められるかわかりません。
「今年は、全国へ!」と目標を立てていた大会も、開催されないかもしれません。
そんなことを考えての、お母さんの言葉でしょう・・・

春の選抜高校野球大会も中止になりました。
これに向けてがんばってきた野球少年たち、さぞかし無念だったことでしょう。
大きな大きなスポーツイベント、東京オリンピック・パラリンピックも、周知のとおり延期になりました。
トップアスリートの心中は、いかばかりでしょう。
そんな真剣勝負の世界を目指したことのない私には、想像できるものではありません。
作家で営業コンサルタントの和田裕美さんという人がいます。
彼女は、「陽転思考」という考え方を勧めています。
事実は一つ、考え方は二つ。
物事には、必ず陰と陽の二つの側面があると考えます。
どんなに不運、不幸(隠)な出来事にも、必ず「よかった」と思えること(陽)があるから、陽の部分に目を向けるようにしよう、というもの。
そんな彼女の最近のブログに、こんなものがありました。
【コロナなんかで折れない!】「オリパラがなくなってよかった」
「オリンピック・パラリンピックが延期になってよかった。なぜなら?」という和田さんの問いかけに返ってきた陽転アンサー(よかったと思う理由)が、なんと68個も紹介されていました。
ちょっと無理やりだろうと思うものもありますが、一生懸命「よかった探し」をすると、たくさんあるものですね、よかったことが。
私も、この不安と忍耐の日々の「よかった」探しをしてみたいと思います。

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