こんにちは!男子二人の母のらくちゃんです。
ラジオを聞いていたら、お天気の話題でキャスターさんが、「最近、突然の大雨のことは『ゲリラ豪雨』という言い方ばかりになり、『夕立』とは言わなくなりましたね~」と言っていました。
たしかに。
ところで、「ゲリラ豪雨」と「夕立」って、どう違うのでしょうか?
夕立か?ゲリラ豪雨か?
暑い夏。
ピーカンの青空に、真っ白い入道雲。
みるみる空が暗くなり、空気がひんやりしたかと思ったら、たちまちバケツをひっくり返したような大雨。
盛大に雷が鳴ることもあります。
これは夕立?それともゲリラ豪雨?

「夕立」は、夏の午後から夕方にかけて降るにわか雨のことです。
「ゲリラ豪雨」は、時刻にかかわらず、突然降る大雨のことのようです。
発生のメカニズムはどちらも同じで、地上と上空の温度差により、大気の状態が不安定になることが原因です。
日中に温められた空気が、午後から夕方に積乱雲を発生させ、夕立を起こしていましたが、ヒートアイランド現象などにより、時間に関係なく温められた空気がゲリラ豪雨を発生させるとされています。
「夕立」というと、どこか風流な「夏の風物詩」的な趣があります。

しかし、「ゲリラ豪雨」と言ったら、なんとも攻撃的な、狂暴な印象を与えます。
最近は、災害級のゲリラ豪雨が連続して降ることもあり、確かに「ゲリラ」の方がふさわしいのかもしれません。
子供が学習する言葉も変りました
理科編:子葉と双葉
わが家の男子二人は、残念ながら、あまりお勉強が好きな方ではありません。
できるだけ親は手を出さず、自主性に任せようと思うのですが、どうにもならず、わからないところを見てあげたり、ワークのまるつけをしてあげたりすることがあります。
小学生の理科を見てあげていたところ、
植物が発芽して、最初に出てくる葉っぱを何というか?
私は、「ふたば(双葉)」と習ったんですよ。はるか昔に。
しかし、息子は「しよう(子葉)」と書いていました。
何、それ?そんな言い方する?
と思って解答を見ると・・・「子葉」なのですね。

進研ゼミなどで有名なベネッセのサイトに、こんな説明がありました。
「現在、理科の学習上は『子葉』の言い方で学習しています。一般には『双葉』とも言いますし、かつては教科書にそう書かれてもいましたが、現在は『子葉』に統一されました。」
そういうことらしいです。
子葉は必ずしも双葉であるとは限らず、トウモロコシやネギは子葉が1枚しかないそうです。
そういうものを「単子葉類」と呼びます。
中学生になると、単子葉類と子葉が双葉の双子葉類の分類を学ぶそうなので、最初から「子葉」で覚えた方がいいみたいです。
へぇ~、そうなのですね。
知りませんでした。
しかし、漢字の音読みと訓読みのせいかもしれませんが、「ふたば」の方が優しく、かわいい感じがしませんか?
歴史編:絵踏(えふみ)と踏絵(ふみえ)
中2の長男は、バスケの自主練はしても、自主学習は絶対しない人間です。(涙)
中学の社会なんて、暗記すりゃいいだけなんだから・・・と思うのですが、やらないんですよね~。
何の役にも立たないものは、暗記して自慢するくせに。
タイの首都バンコクの正式名称とか。(めっちゃ長い。タイ語翻訳者の私も覚えていない)
寿限無とか。(落語の長い名前。Eテレ「日本語であそぼ」を見てる子はみんな覚える)
ピカソのフルネームとか。(これも、めっちゃ長い)
でも、テストに出る歴史や地理は、まったく覚えようとしないから、いつもひどい結果に・・・
見かねた母が、スマホに中学歴史と地理の一問一答アプリを入れて、朝食時にクイズのように問題出してやってます。
中学生時代、日本史は結構得意だった私。
懐かしいわ~、と思いながら出題していたら・・・
「キリスト教徒を発見するために、キリストや聖母マリアの像を踏ませることを何というか。」という問いに、
「えふみ(絵踏)」と答える息子。
また~、いい加減な覚え方して!踏絵(ふみえ)でしょ、踏絵!(怒)
と思ったら、なんと「正解」。
今は、「絵踏(えふみ)」というのですね。

そして、「絵踏」をさせるために使う絵や像のことを「踏絵」と呼ぶそうです。

ふ~ん、そうですか。
でもね、大人になって比喩的に使うのは「踏絵」だけですよね。
忠誠心や本気の度合いを試される場面で、「踏絵を踏まされる」みたいな使い方。
なんで、わざわざ「絵踏」と「踏絵」を分けたのか謎です。
まとめ
このように、別に新発見や新事実が解明されたわけじゃなくても、時代によって常識や用語は変っていくものなのですね。
自分が勉強してきたこと、覚えていることが、今も「正解」とは限らない。
いくつになっても、勉強ですね。
ブログランキング参加中です!クリックで応援よろしくお願いします♪