こんにちは!男子二人ママのらくちゃんです。
5月17日(日)、花まる学習会代表の高濱正伸先生のYouTubeライブ「外出自粛期間に 親だからできること」が配信されました。
現在、アーカイブで誰でも視聴できます。
「花まる学習会」は、幼稚園年中から小学6年生までを対象とした学習塾です。
「メシが食える大人」「もてる人」に育てる。
つまり、「自立・自活ができる大人」「魅力的な人」に育てることを目指し、ユニークな授業を展開しています。
うちの息子たちも、二人ともお世話になってきて、次男が最後の1年を迎えています。
代表の高濱正伸先生は、著書や講演会で、親への啓もう活動も積極的にされています。
今回のYouTubeライブも、このコロナ感染拡大にともなう休校や外出自粛で、行き詰った家庭や親子関係を察し、何とか気持ちを切り替え、乗り越えてもらいたいという思いで開催されたものです。
お話の内容は、大きく分けて以下の4つ。
1.花まる学習会保護者アンケート結果(コロナ休校で心配なこと、困ったこと)
2.休校中の家庭での勉強について
3.コロナ禍の注意事項
4.うまくいっている家庭の工夫紹介
ひとつずつ要点をご紹介します。
1.花まる学習会保護者アンケートの結果
花まる学習会では、一斉休校を受けて、保護者にアンケートを取りました。
休校になって、何が心配か、何が困るか。
回答は、大体以下の4つになりました。
①勉強の不安 ②ネットやゲーム依存 ③今後の不透明さに対する不安 ④生活リズムの崩れ
さらに、メールで寄せられた、悲痛な声が紹介されます。
「親が勉強を教えるのはムリ!」
「やらせるのも、資料を用意するのも親、学校は家庭に丸投げ」
「日々、イヤになる」
「やらせようとしても、家だと甘えてダラダラする。仕事の合間に短時間で終わらせたいのに・・・」
「兄弟げんかばかりで、イライラする」
「どうして夫だけテレワークで、部屋にこもっていられるの?」
どれも切実で、激しく共感します。
高濱先生いわく、どんなに愛する家族や子どもであっても、24時間一緒にいることはストレスであるということ。
普段、仕事に行っている夫がテレワークでずっと家にいる。
夫にとっても、こんなに子供と長く一緒にいるのは、初めての経験。
夫も子どももずっと家にいるのは、妻にとってもきつい・・・
だからイライラするのは自然なことと、受け入れるだけでも少しラクになります。
2.休校中の家庭での学習について
まず、今は非常事態と割り切って、Mustなことにしぼるのがおススメだそうです。
特に、漢字や計算などの、習慣化してコツコツ力をつけていくものがいいでしょう。
文章題や思考問題などは、下手に親が関わると、ドツボにはまります。
この部分の遅れは、コロナ後にいくらでも取り返せますが、親が介入して険悪になり、勉強嫌いになってしまったら、そちらの方がイタいです。
それよりは、せっかくある時間を生かして、得意なものを伸ばしたり、深堀りしたりする学習もいいですね。
この時、カギとなるのは、「好きなことがある」ということ。
意外と、今の子は好きなことがわからない子が多いのだとか。
小さい頃から、マスト感、やらされ感で動いてきて、急に好きなことといっても思いつかず、「次、何やればいい?」となってしまう。
そういう子は要注意です。
今のうちに、好きなもの、得意なものを見つけて、打ち込んでみるのもいいでしょう。
また、座学だけが勉強ではありません。
これからの時代、オタクは価値と考えます。
興味の対象を深堀りし、さらにそれを発信する、アクティブラーニングがあるとさらに望ましいです。
3.コロナ禍の注意事項
まずは、「母の安心」に注力することです。
無理して安心を演じているのではダメ。
話を聞き、ねぎらい、よしよししてあげる。
共感してもらえる相手との繋がれる場に、つなげてあげる。
とにかく、「お母さんが安心して、にこにこしていれば世の中すべて大丈夫」、そう子供は思っています。
「コロナ禍」というのは、いまの外出自粛や休校にとどまりません。
今後、多くの倒産する会社が出て、不況になるでしょう。
今の生活基盤を失って、貧しくなる家庭も少なくないかもしれません。
でも、この国では、殺されはしないんです。大丈夫です。なんとかなります。
逆境の時、子供は猛烈に育っています。
逆境や変化を楽しんで見せる、そんな意識改革が必要です。
一番いけないのは、愚痴や文句、批判ばかりを言うこと。
統計的に、こういうタイプに成功者は少ないそうです。
次に成功できないのは、ただひたすら耐え忍ぶこと。
成功者の特徴は、逆境や困難を楽しんでしまうこと、だそうです。
考えてみれば、今、そんなひどい状況でしょうか?
何もすることがなければ、家族で散歩をして季節を感じる。
思いっきり深呼吸をしても、セシウムが降ってくるわけでもない。
蛇口をひねれば、水が出る。
コンビニもスーパーもしっかり営業しているし、物流もがんばってくれています。
世界に誇れる、優秀な医療設備や医療従事者の方がいます。
心のしくみとして、がっくりくるか、喜ぶかは、相対的なもので、すべて期待値なのです。
たとえば、A.大都会、B.無人島だけど過去に人が住んでいて、廃校とかがある、C.まったくの未開の無人島、とあったとします。
AからBに行った人は、がっかりするわけです。
「前は、電車も走ってたし、呼べばタクシーも来たのに・・・」と。
しかし、CからBに行った人は、ガッツポーズです。
「やった!建物がある!水もあるし!」となるわけです。
失ったものばかり見てないで、覚悟を決めて、今何ができるかを考えましょうよ。
4.うまくいっている家庭の工夫
- チャイムを鳴らして、行動のメリハリをつける
- 家族みんなでラジオ体操
- 家族みんな「一人タイム」(誰にも邪魔されない一人タイムを、家族全員が持つ)
- 生活リズムと姿勢、時間厳守
- 料理を作って、SNSにアップしたり、プレゼンしたりする
- 午前中は勉強、午後は遊びと決める
- 気になる新聞記事を、夕食時に語り合う
- 「本日のやることリスト」を作り、実行する
- 一日一回、家族で踊る
- 好きなことをやらせてみる。たとえば、ゴーグルつけて水着でお風呂に入るとか、ベランダでキャンプとか。
- 種を植える
などなど。
気になるものがあったら、取り入れてみたらいかがでしょう。
とにかく、高濱先生のしゃべりが面白くて、1時間半まったく飽きさせません。
小学生のいる家庭には「あるある」の状況に、スパッと解決策を与えてくれて、気持ちが一気にラクになります。
長引く休校で、イライラ、モヤモヤがたまっている方は、ぜひこの動画をご覧になってみてください。
ブログランキング参加中です!クリックで応援よろしくお願いします♪