絵本

「大人のための絵本セラピー」の本を読みました

絵本セラピーなるものを考案した、絵本セラピスト協会代表の岡田達信さんの本を2冊読みました。
岡田さんは、もともと住宅建築のお仕事をしていた会社員で、ご自身のお子さんへ絵本を読み聞かせをするようになって、絵本の魅力にはまっていったということです。
なんと、私も似たようなものですね。
というか、そういう人は結構多いのでは?と思います。
岡田さんは、会社で管理職に就いたことをきっかけに、心理学や自己啓発を学ばれました。
部下のマネジメントに生かそうと学んだ知識が、絵本セラピーとつながっていきます。
大人だからこそ、いろんな経験をして、痛いことも苦しいことも乗り越えてきたからこそ、絵本の何気ない一言、ワンシーンにたまらなく心揺さぶられることもあるのです。
それは、心理学的に説明できることも多く、納得できます。
いろんな体験をしてきて、疲れてしまったり、つらさや悔しさ、悲しみを抱えていたり、そんな大人の心に絵本は優しく寄り添い、癒してくれます。
私も、自分の子供や小学校で絵本を読み聞かせてきただけの、ただの絵本好きでした。
ところが、最近思い立って学んだセルフマネジメントやコーチングの内容が、絵本の解釈とマッチするのでは?と思うことがたびたびあります。
面白いですね。
わが子への読み聞かせは、そろそろ卒業かなと思いますが、この道はもう少し深めてみたくなりました。
巻末の、セラピーにおすすめの絵本リストもありがたいです。
お気に入りの本も何冊も入っていて、今まで何気なく読んできた本の新たなアプローチに感動しました。