こんにちは!
茨城県つくば市在住の主婦、らくちゃんです。
茨城県民の日の平日休み、仲良しのママ友さんに連れて行ってもらった、新潟紅葉ツアーの第3弾は、津南見玉公園(つなんみだまこうえん)です。
そこは、こんなところ。

この絶壁は、「柱状節理」と呼ばれるもの。
溶岩が冷えて固まるときにできる規則的な割れ目のことで、縦に柱が何本もたっているように見えます。
その断面は六角形のものが多いそうです。
時には柱状節理が崩れ、ガラガラと音をたてて落ちることから「石落し」と呼ぶようになったそうです。
この絶景の前にある「大地の鼓動の聞こえる谷」の看板は、この「石落し」の音のことでしょうか。

とにかく自然が雄大で、紅葉の迫力がすごいのです。
平日だったせいか、人もほとんどいなくて、まさに静謐な別世界という感じでした。
駐車場で車を降りて、歩き出したらすぐにこんな景色。

美しい自然には、危険もひそんでいるということで、気をつけましょう。

あまりの絶景と解放感に、意味もなく走り出す息子。

野生の血が騒ぐのでしょうか・・・

いたるところに、「クマとマムシ注意」の看板が。
本当に出るってことなんでしょうね。

それにしても、どこもかしこも見事な紅葉。



苔むす石さえ、風情があります。

高台からは、柱状節理の絶壁と、下を流れる中津川渓谷が見えます。

ここで、しばし絶景に見とれる子供たち。

幼なじみの彼らにとって、新潟はまた特別な思い出を共有する土地となりました。
秋の日は、あっという間に夕暮れが迫ってきます。
急いで帰路につく途中、ひっそりと、それでいて極上の景色に出会いました。
観光地でも絶景スポットでもない、名もなき沼。

鏡のような水面に、紅葉と空を映し、心が洗われるような美しさでした。
新潟は雪国です。
特に、今回訪れた十日町市や津南市は、「越後妻有」と言われる豪雪地帯。
積雪が人の背の高さを超え、家の2階から出入りするようなことにもなるそうです。
今は見事な紅葉を見せてくれている山々も、間もなく雪に埋もれてしまうのでしょうね。
そんなことを描いた、お気に入りの絵本を1冊ご紹介。

赤いもみじの葉っぱを見つけたどうぶつたち。
「あ、もみじのてがみ」
「ゆき、ふるの?」
「おしえてくれて、ありがとう」
そう、赤いもみじのてがみは、「まもなく雪がふるよ」の知らせなんですね。
この絵本は、2019年ブラティスラバ世界絵本原画展で金牌を受賞した作品です。
きくちちきさんの、のびやかで素朴なタッチで描かれた森と、動物たちの様子に癒されます。
今年の紅葉が終わらないうちに、ぜひ手に取ってみていただきたい一冊です。