6月30日、息子たちがお世話になっている学習塾で行われたイベント、「作って!聞いて!描いて!みよう!!」で、絵本の読み聞かせのパートを務めさせていただきました。
梅雨のうっとうしいお天気の日曜日、子供たちが絵本の読み聞かせを聞き、ハーバリウムを作り、
絵画教室で絵が上手に描ける秘けつを習う、
という盛だくさんな内容のイベントです。
そこで私は絵本を2冊読んだのですが、絵画のモチーフがパンダと馬ということで、これ。


「パンダ銭湯」はナンセンスで笑える、そしてなんともかわいい絵本です。
パンダ専用の銭湯で明かされる、びっくりな秘密とは!?
脱衣場や浴場の背景の細部まで、パンダ銭湯らしい仕掛けを散りばめた描きこみがにくい。
一方、「この世でいちばん すばらしい馬」は、うって変わって考えさせられるお話です。
絵の名人、ハン・ガンの描く馬は、あまりにも本物そっくりで、絵から飛び出すという噂が立つほど。
ある日、その噂を聞いた武将が、この世で最も力強く勇敢な馬の絵を、ハン・ガンに所望します。
一心に武将の望む馬の絵を描いたハン・ガンですが、馬は一向に絵から飛び出しません。
この絵は失敗作と言って、燃やしてしまおうとしたところ、立派な馬が炎の中から飛び出してきます。
その馬に乗った武将は、百戦百勝の負け知らず、休みなく戦い続けますが、傷つき殺されたたくさんの人や馬を見た武将の馬は、大粒の涙を流し・・・
今回、この2冊の絵本を子供たちに読み聞かせ、体験の合間に手に取れるようにと、いくつかの絵本を用意しました。
夏をテーマにしたもの、動物が出てくるもの、などなど、絵本を選んでいる時間も幸せな、楽しい体験をさせてもらいました。