東京のいわさきちひろ美術館で、現在、「ショーン・タンの世界」展が開催されています。
とても緻密で印象的な絵を描く、絵本作家でありアーティストの日本初の企画展を観てきました。
初めて訪れたちひろ美術館。
上井草の住宅街の中にひっそりと建っています。


着いたのは、ちょうどお昼時。鑑賞前に、絵本カフェで腹ごしらえです。

おやきセットをいただきました。
ちひろの心のふるさと、信州・安曇野から取り寄せた本場の季節のおやき2個と、角切り野菜を数種類使用し、塩こうじでうま味を引き出した滋味あふれる野菜の塩こうじスープのセット。
どちらも体によさそうな、優しい味わいでした。
見た目以上にボリュームのあるおやきを平らげ、さっそく鑑賞です。
展示室はもちろん写真撮影禁止です。
おなじみの、やさしい水彩画の子供たちの絵に癒されます。
そして、お目当て、「ショーン・タンの世界」展。

絵本で見ていた緻密な絵、不思議なキャラクターの数々の原画。さすがに作者の魂、息遣いを感じるようです。
ショーン・タンの独特な世界に堪能し、ミュージアムショップで小さな絵本を1冊購入しました。
それがこれ。「エリック」。
何年か前、我が家にホームステイにやってきた留学生、エリックのお話。
なんとも不思議でかわいく、ポッと心が温まる一冊です。
まだまだ若手の才能あふれる作家、ショーン・タン。彼のこれからの活躍が楽しみです。