この夏、「子供を置いて、タイに行く」というチャレンジを決意しました。
20年前に参加した、「東南アジア青年の船」という内閣府主催の国際交流プログラムのリユニオンがタイのバンコクで開催されることになりました。
実は、今年4月に家族でタイに赴任する予定だったので、出席の返事を出していたのですが、夫の会社の都合で赴任に待ったがかかってしまいました。
子供を置いて海外?
無理かな・・・
いや、そろそろいいだろう。
少しだけ葛藤しましたが、子供たちに自立を促すいいチャンスとも思い、決行することにしました。
人によっては、子供が乳児のうちから海外出張にもどんどん行ってしまう「バリキャリ」もいます。
うちはもう長男は中学1年、次男も小学5年生になりました。
便利な時代で、オール電化の我が家はお風呂も調理もボタン一つ。おとながいなくても、火の危険はありません。
おまけに使わなくなったスマホにLINEを入れれば、海外にいても気楽にメールも通話も、ビデオ通話も無料でできる時代。
しかも、我が家の隣には、私の実母が住んでいて、ある程度の面倒は見てくれます。
躊躇してしまうのは、私の子育てや母親像の固定観念でしかないと思い、一歩踏み出してみることにしました。
案の定、子供たちから不安、不満、非難、動揺は一切なく、快く受け入れてくれました。
ちょうど、私が旅立つ直前、子供たちは気の合う友達と林間学校に参加し、大好きな新潟で夢のような楽しい時間を過ごしていました。
子供たちの好きなこと、夢や挑戦、いろいろな体験をして成長することを、ママは精一杯応援するけど、ママも自分の夢を持ち、挑戦し続け、面白い人生を生きたいというスタンスは、普段から子供たちに話しているので、そこの理解は共有できていると思うのです。
私にとっても、子供たちにとっても、ちょっとしたドキドキ感はありますが、「そろそろ大丈夫」とお互い思えるタイミングでした。
林間学校の準備をしながら、洗濯機の使い方、干し方、私の不在中に野球の練習、試合のある次男には、ドロドロの物とそのまま洗濯機に入れられるものの仕分け方などを伝授し、おばあちゃんが都合の悪い時のための冷凍食品ストックリストと調理方法を確認しました。
結果、案ずるより産むがやすし。
お互い、それぞれのイベントを心から楽しみ、帰ってお土産を交換しながらお互いの体験やエピソードを語り合ったのでした。
あぁ~、子育ても新たなフェーズに入ったなぁ、としみじみ。

さてさて、私のタイ旅行はというと・・・
気心知れた旧友と、懐かしいタイの街並み、素敵な夜景の見えるホテルで短いながら楽しく刺激的な時間を過ごせました。
今回は羽田空港から出発。
空港内もすっかり真夏の装い。


夕方、バンコクのスワンナプーム空港に到着、渋滞の果てに着いたホテルからは素敵な夜景が臨めました。


翌日は、チャトチャック・ウィークエンドマーケットをぶらぶらし、路地裏で偶然見つけたマッサージ屋さんで至福のひととき。

お昼は、庶民的なオープンエアのパッタイ(タイ風米麺の焼きそば)屋さんで。
自分でも呆れるほど、幸せオーラに包まれている私。
3泊4日の短い日程でしたが、大好きなタイの空気の中で心からくつろぎ、旧友たちとの語らいを楽しみ、思いきり充電することができました。