夏休み、あまりに暑く、外に出る気になりませんが、家の中も一日中クーラーつけっぱなしでもまだ暑い。💦
そんな時は、涼しい映画館へ。
というわけで、子供に「天気の子」を観に行こう!といったら、あっさり「友達と行きたい」と。
ふられてしまいました。(涙)
お互いの妥協点を探り、「トイストーリー4」へ。

実は、子供たちが小さかった頃、トイストーリーの1と2をDVDで何度も何度も見ていたのです。
3も一緒に劇場に観に行きました。

うちには、パパが買ってきたウッディとバズライトイヤーの人形もありました。
子供たちは、だからといって懐かしい思いはないようですが、母にとっては子育ての大変だったあれこれ、可愛かった日々のあれこれとセットで結びついた感傷があります。
おもちゃの目をとおして、子供たちの成長、それにともなってご主人様である子供の気持ちが離れていくせつなさは、今回の作品でも描かれています。
現役の子どもにはまだわからない感覚かもしれませんが、おとなは胸を締め付けられますよね。
一連の作品通して貫かれているテーマは、
おもちゃは子供に遊んでもらってこそ幸せ
おもちゃの使命は、子供を幸せにすること
だから、主人公のウッディは、今回も持ち主であるボニーの関心が自分になくなっても、自分の中の寂しさと闘いながらも彼女の幸せを最優先に考えて行動する。
いいやつですね、あいかわらず。
ウッディの最初の持ち主アンディー、次の持ち主ボニーとの幸せな思い出を胸に、また新たなステージへ。
しかし、実際自分の子供たちを見ていて、ここまでおもちゃに思い入れがあるでしょうか。
豊かで平和な時代。誕生日やクリスマス、それ以外でもいろんな人が簡単に高価なおもちゃを買ってくれます。
また、安いおもちゃが大量に作られ、ファミレスで食事をしたり、何かのイベントに参加したりするたびにもらえてしまいます。
一瞬は喜んでも、すぐに忘れ、次のものが欲しくなります。
これって、幸せなんでしょうかね・・・
物語の中で、おもちゃの持ち主のボニーが、体験会で初めて幼稚園で親と離れて一日過ごす日、自分で先割れスプーンで作った不細工な人形をとても大事にするようになります。
普通に見れば「ゴミ」でも、彼女にとってはかけがえのない心のよりどころ。
それを見抜いたウッディは、必死でこの先割れスプーンを探し、救出し、彼女のもとに戻そうと奮闘します。
このエピソードを見て、うちの次男もこういうことあったな~と思い出しました。
旅行先の電車の中で自分で折った意味不明の折り紙。
それに「かかしくん」という名前をつけて、異常に大事にしていたことがあったのです。
それこそ、寝る時は枕元に置いて一緒に寝たり。
起きたときに見当たらないと、半泣きになったりして。
こういう子供の特徴をよくとらえた映画だな、と思わず関心してしまいました。
暑い夏、涼しい映画館で「トイストーリー4」、おススメです。
