読書

「超常現象 科学者たちの挑戦」 真夏の夜は、ちょっと怖い本が読みたくなる

超常現象 科学者たちの挑戦 【NHKスペシャル取材班】(新潮文庫)という本を読みました。

 

子供の頃から、ちょっと怖い話、不思議な話が好きでした。

幽霊、妖怪、こっくりさん、学校の怪談、超能力、不思議な現象・・・

別にオカルトマニア、ホラーマニアというわけではないですが、今でもたまに手に取ってしまいます。

今回読んだこの本は、ただ超常現象を面白怖く?紹介した本ではありません。

説明のつかない不思議な現象を、科学者たちが科学で検証し、説明をつけようと真剣に取り組み、仮説を立て、実験をした記録です。

一口に超常現象と言っても、いろいろあります。

本書の第一部では、「さまよえる魂の行方~心霊現象~」として、幽霊屋敷での目撃証言や心霊現象を科学的に確認しようというものや、死後の世界、生まれ変わりについて、調査研究したもの。

第二部は、「秘められた未知のパワー~超能力~」。スプーン曲げや透視能力はトリックか?テレパシーや予知能力、以心伝心や虫の知らせなどの人の意識の現象などについて、研究の歴史や考察を述べています。

結果、どれも科学的に明解に検証できたものはなく、だからと言って「インチキ」「迷信」と切り捨てることもできません。

 

この本を読んできて、印象に残ったのは、科学者たちの未知なものへの真摯な探求心と情熱でした。

今は、オカルト、ホラー、あやしい、いかがわしい、うそくさい・・・といった印象で見られがちな分野ですが、そういう現象を馬鹿にして切り捨てるのではなく、「そういうこともあるかもしれない」と受け入れた上で、科学的にたくさんの仮説を立てて実験、検証を繰り返していく姿勢はかっこいいですし、いつか幽霊や生まれ変わりの正体が解明できるかもね、という気がしてきます。

実際、本書ではありませんが、脳科学や心理学、物理学、宇宙科学、量子力学などの分野で、このような現象に言及していることがあります。

私はもちろん専門的な学問の知識はなく、難しい学術書を読んでもちんぷんかんぷんですが、何度か一般的な書籍でわかりやすく書かれたものに、それらの記述があったことを記憶しています。

成功法則や引き寄せ、シンクロニシティなどは、私も大好きでよく読む分野ですが、これらも再現性をもって科学的に検証できるものではありませんが、経験的に、統計的に、「ある」と信じられます。

心理学や脳科学の分野でしょうか?集団的無意識の話を読んだこともあります。

物理的に離れた場所にいる人々の意識が影響し合うことは、実際にあるようです。

祈りの力なんかもその一つで、意味がないとは思えません。

 

で、結局、今の時点でわからないのですが、私自身は「わからなくていいかな」という気がします。

わからないことがあるから、畏れを感じるものがあるから、人は謙虚になれるし、時には頑張る力になることもあると思うんです。

私が最近気に入っている神社参りも、神様の有無が科学的に証明されちゃったらイヤですよね。

何か底知れない偉大なもの、神だったり、宇宙だったり、サムシンググレイトだったり、お天道様だったり、そういうものがあるから、謙虚になって自分の行いを振り返ったり、姿勢を正したりすることもあるのではないでしょうか。

また、祈りの力で奇跡が起きた、なんて話も素敵じゃないですか。

それも一種の超常現象?

超常現象、まだまだ興味は尽きません。