9月7日は、長男の通う中学校の体育祭でした。
とにかく、暑かった!
最高気温35度に迫る猛暑の中、よくがんばりました。親も子も。
なんと、近隣の他の中学も同じ日に体育祭の予定でしたが、急きょ水曜日に延期になったとか。
というのも、前日の練習で何人も倒れたり、体調悪化を訴えたりして、救急車で何人か搬送されたとか。もう命がけです。

そんな暑い暑い体育祭で考えたこと、3つ。
とても個人的で、とりとめもないことですが、書き留めておきたいと思います。
1. 家族で過ごせる時間が、もうあまり残されていないことに気づいた
今回は、長男が中学に入って初めての体育祭なので、親の私もいまいち段取りがわかりません。
小学生の時は、弟も一緒だし、レジャーシートや折りたたみいす、簡易テーブルなどを持って、家族全員分のお弁当を大きなタッパーに入れて持って行ったのですが、今回も同じような感じでいいのかしら?
近所の先輩ママさんに聞いたところ、中学生ともなるとお弁当はお友達と食べるからと言って、お弁当を持ってどっか行っちゃうのよね~と言われました。
小学5年生の次男は、中学の体育祭は関係ないので、「オレは野球の練習あるから、野球に行く」と。
う~ん、結局、朝、次男を野球の練習に送ってから、たまたま単身赴任先から休暇で帰国していたオットを連れて中学校へ。
しょっぱなの、長男が走る徒競走を見たら、なんともう午前中は出場する競技がありません。
ずっと見ててもしょうがないので、私はいったん帰宅し、ゆっくりお弁当作り。オットは散髪に。
お弁当も、凝った行楽弁当などは作らず、長男は友達と食べることになってもすぐに持っていけるように、一人分のお弁当箱に詰め、後はオットと私の二人分を適当に。
結局一緒に食べましたが、長男はそそくさと食べてさっさと友達のところに去っていきました。
やることのないオットは、翌日成田までいくバスのチケットを買いに一時退席。
私は、猛暑の中、朦朧としながら一人寂しく息子の次の出番まで座っていました・・・
小学生の時は、家族全員でレジャーシートを広げて、最初の頃はおじいちゃん、おばあちゃんも一緒にお弁当を食べたものでした。
子どもの出番も多く、カメラをかまえてあちこち走り回ったものです。
考えてみれば、家族一緒に暮らすことが当たり前なのは、ほんの短い時間なんですね。
お友だちの息子さんは、うちの長男と同じ学年で、この春から寮に入っています。
息子も、高校から寮のあるところに行きたいと言えば、それも突飛な話ではないでしょう。
オットはもう単身赴任が2年になります。この先、どうなることか・・・
今日、この時、一緒にいられることが、実はとても貴重なことなんだな、と思ってしまったのです。
2. 学校行事と異常気象
今回、35度の猛暑の中の体育祭でした。
練習も、予行演習も、かなりの熱さの中、強行実施。
8月の末から、一時期秋の訪れを感じさせる涼しい日が何日か続きましたが、体育祭の前後は猛暑になってしまいました。
ちなみに、小学校の運動会は5月末に行われましたが、やはり30度を超す夏日になってしまい、危険を感じました。
一方、小学校のプール授業。
今年、6月~7月上旬、結構涼しい、いや寒いとさえ思える日が続いていたのを覚えてますでしょうか?
それでも、小学生たちはプールに入らされました。
一応、水温や気温の最低基準はクリアしていたのでしょうが、どう考えても寒いでしょう、という日です。
おかげで、その後次男は1週間以上鼻水が止まらず、お友だちは発熱してプールの後、その週は全部お休みしてしまったとか。
7月の半ばになり、夏らしい気候になって気温も上がり、こんな日にプール入れたら気持ちいいよね、という日があったのですが、「先生に、今年のプール授業はもう終わりましたって言われた」と。
学校は、各種行事やカリキュラムをきちんとこなさなければならず、その準備や他の授業との調整も細かく関連し合っていて、一つずれたらすべて調整が狂うというギリギリな状態のなかで、先生方は日々やりくりしているのだとお察しします。
その中で先生方の働き方改革もあり、臨機応変、融通をきかせてやる、なんてことは難しいのかもしれません。
しかし、これでいいのでしょうかねぇ・・・
3. 長男は、私とは違う人間であるということ
当たり前のことですが。
しかし、ことごとくタイプが違います。
体育祭、私は大嫌いでした。運動が苦手で、走るのも遅かったから。
長男は、体育関係の行事、大好きです。
小学生時代はドッジボールチームで、中学に入ってからはバスケ部で(どちらもなぜか強豪)鍛えてもらっているので、運動能力には自信があります。
足も速くなったので、リレーの選手にも選ばれました。(おかげで親は最後まで帰れなかったじゃないですか)
試合とか、勝負とか、ワクワクするみたいです。
一方、宿題とか学校の勉強とか、興味が向かないようで、やってなくても、点数なんか悪くても、平気みたいです。
忘れ物とか多くても、あまり反省しようという気がありません。
なんだか、すべて私と正反対なキャラクター。
男子だからでしょうか?
でも、毎日一緒に暮らし、私の価値観で育ててきたのに、やっぱりこうなっちゃうものなのですね。
だから、息子とはいえ、人は違うもの。思い通りにはいかないもの。違いを受け入れ合って、どうやって歩み寄れるかなんだな、と思います。
結局、家族じゃない人間関係も、ここに行き着きます。
人は違うもの。思い通りにはいかないもの。もちろん、自分も人の思い通り、期待どおりにしなくてもいい。そのうえで認め合い、尊重し合えるように。
これからの社会、そこが課題かなと、あまりにも自分と異質な息子を見て思います。