日曜日の午前中みっちり、ZOOMの講習会を受けました。
ZOOMとは、オンライン上でWeb会議ができるシステムで、リアルで人が集まることが難しい今、とても注目されているツールです。
雑然とした室内と、だらしがない恰好でウロウロする家族が映り込まないよう、白壁しか映らない場所に移動してスタンバイ。

講習会は、以下のような三部構成。
第一部 基本編 ZOOMの基本的な使い方や知っておきたいルールなど
第二部 応用編 ZOOMホストとしてZOOM会議を開催するために必要なこと
第三部 ZOOMで絵本読みきかせ会
ん?第三部でいきなり絵本の読みきかせ?
そうなんです、講師の方は大阪在住の絵本セラピストさん。
本職はソフトウェア開発だったり、企業研修講師だったり、ZOOMを活用したコミュニケーションを推進する活動なんかをされています。
やはり専門家の方の説明はわかりやすく、安心して参加することができました。
ZOOMは、以前もウェブ会議に参加したり、ウェブコンサルを受けたりしたことはありました。
絵本セラピスト友達が企画した、絵本読み聞かせ会に誘っていただいて、アクセスしてみたこともありました。
しかし、どうもうまくいかなくて、画面は見えてるのに、声が聞こえなかったり、こちらの声が入らなかったり・・・
うまく解決できず、泣く泣く参加を途中であきらめて、退室したことが何度か。
画面にすっぴんの自分の顔や散らかった室内が映ってしまって、落ち着かない気分になったりもしました。
要は、ZOOMに苦手意識を持っていたわけです。
しかし、こんな状況になり、あちこちでオンラインでの活動が立ち上がったり、盛り上がったりしています。
以前、このブログでもご紹介しました。
ちょうど今日の新聞には、美術館で休館中の展覧会をネット動画で紹介する試みについての記事がありました。

絵本セラピーも、原田メソッドのセミナーも、オンラインで始めている方がたくさんいます。
もともと、私が絵本セラピーや原田メソッドを学んだのも、オットの仕事の都合で引越しをしたり、仕事を辞めたりを繰り返し、振り回されるのがほとほとイヤになったから。
どこに動いても、どこでどのような状況でも、自分らしい生き方をしたい、自分のキャリアやスキルを磨き続けたい、そんな思いがありました。
ならば、ZOOMを敬遠している場合ではありませんね。
実際、講習を受けてみて、ZOOMの可能性にドキドキしました。
講習会の案内があったのが、なんと前日の夜。
それなのに、各地から30人前後の参加者がいたのです。
講師は大阪から、私はつくばの自宅で受講、東京、岡山、神奈川、兵庫、岐阜、神戸などから同じ講義を聞いて、小グループにわかれたワークなんかもできちゃうのです。
すごいことです!
とはいえ、問題がまったくないわけではありません。
参加者の回線がうまくつながらなかったりして、進行が滞ったりすることもありますし、私の意識も半分講習、半分家事や家族の動きに向いてしまいます。
途中でスマホにつなぎ替え、耳だけ参加にして洗濯物を干したりもしていました。
それでも、100%ではなかったとしても、ゼロよりずっといいではないですか。
しかも、無料でできるというのが驚きです。
今後の自分の活動の展開に、このシステムの活用を積極的に考えてもいいのかもしれませんね。
しかし、やっぱりリアルの良さというものが、なくなるわけではないということも痛感しています。
前回オンラインの活動についての記事を書いた時、ミュージシャンでマジシャンで翻訳家の大友剛さんのことを書きました。
ライブの予定が全て白紙になり、即フェイスブックライブを開催したり、Youtubeチャンネルを立ち上げたりしていました。
昨日、3月14日もフェイスブックライブで「卒園卒業を祝う生配信ライブ」を開いていましたし、

今日のお昼にも、「ランチタイムコンサート」をやっていました。

私も昼ごはんの後片付けをしながら視聴していたのですが、演奏の最後に、大友さんが腹の底から絞り出すように、「あぁ~、早くリアルなライブがやりたい~」とおっしゃっていました。
これには本当にぐっときました。
そうだよね、やっぱりリアルで会いたいし、私も洗い物しながらじゃなく、一体感の中で演奏を味わいたいよ~と思いました。
美術展だってそうです。
絵本が大好きな私ですが、原画展で見る原画や肉筆原稿から感じるパワーは、印刷された本とは違ったものがあります。
上手にオンラインを活用しながらも、やっぱり早くリアルな活動が思いきりできるようになってもらいたいと、心から思います。
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