フェイスブックで、「7日間ブックカバーチャレンジ」(Bookcover Challenge 7days)という活動が広まっていました。
読書文化の普及に貢献するための課題だそうです。
参加方法は、お気に入りの本を7日間、1冊ずつ投稿すること。
本についての説明はなしで、カバー画像をアップロードし、Facebookの友達を招待します。
私は、絵本セラピストの養成講座同期の方から招待されて、参加しました。
お気に入りの本を、一日一冊、7日間。楽しかったです。
好きな本のことを考え、あれもこれもと思い出していると、あっという間に7冊なんか超えてしまいます。
それでも、えいやっ!と思いついたままに、7日間投稿しました。
ここに、Facebookに投稿した超私的珠玉の7冊を紹介します。
1.「おしいれのぼうけん」(ふるたたるひ たばたせいいち:作 童心社)
小さいころ大好きだった絵本で、うちの子たちも大好きだった絵本。

これについては、このブログにも思いを書きました。
2.「中田英寿 鼓動」「中田英寿 誇り」(小松成美 幻冬舎文庫)
これ読んで惚れました、ヒデに。
その時は、もうとっくに現役引退してたんですけどね。
私、スポーツ観戦とか全然しないので、サッカーのワールドカップもオリンピックも、観ていませんでした。
ヒデのことも、もちろん顔と名前は知ってましたが、「生意気そうな兄ちゃんだけど、サッカーは天才的にうまい」ということくらいしか知りませんでした。
しかし、この本を読んで、真剣勝負で生きてきたヒデの男前に魅了されました。

3.「そして、ぼくは旅に出た。はじまりの森 ノースウッズ」(大竹英洋 あすなろ書房)
直感に導かれて、自分の人生を見つけていく過程にワクワクしながら読みました。
これから仕事や生き方を決める、若い人にぜひ読んでもらいたい本です。

このブログでも、紹介したことがあります。
4.「サイテーなあいつ」(花形みつる:作 垂石眞子:絵 童話館出版)
クラスで嫌われ者のソメヤと優等生のカオルちゃんが、かけがえのない友達になるまでの心の機微をていねいに描いたお話です。
サイテーとかバイキンとか、きつい言葉やいじめのシーンがあり、最初はちょっと居心地の悪さを感じながら読み進めました。
当時小学4年生だった長男は、その汚い言葉やケンカのシーンを面白がって読んでいましたが、この作品の面白いところは、そんなところではありません。
どちらの子の心情も切なく、愛しくてたまらなくなります。

5.「7つの習慣」(スティーブン・R・コビー:著 キングベアー出版)
言わずと知れた、自己啓発書の頂点に君臨する本です。
小手先の成功法則やビジネススキルとはわけが違い、成功とは何か、幸せとは何かを真摯に追及しています。
自分の成長や人生のステージによっても、解釈は違ってくるかもしれません。
読み終わっておしまいじゃなく、常に手元に置いて、ことあるごとに読み返すようにしています。

6.「火の鳥」(手塚治虫 朝日新聞出版)
漫画ですが、哲学書と言ってもいいほど深いです。
火の鳥だけじゃなく、手塚作品は子供の頃も夢中で読みましたが、大人になっても一層面白く読めます。
手塚治虫は、神のメッセージをこの世に伝えるために、選ばれて生まれてきた天才だと思います。

7.「絵本の力」(河合隼雄、松居直、柳田邦男 岩波書店)
絵本を子どもだけのための書物としてではなく、大人にも深い影響を与えうる新しいメディアとしてとらえています。
臨床心理学者の河合隼雄、児童文学家の松居直、ノンフィクション作家の柳田邦男の三人が、絵本がどのように現代の人間の生き方と深くかかわっているかを考える講演と討論の記録です。
絵本セラピーに出会い、大人に絵本を読む視点で、絵本を読み解くうえで、とても参考になり、学ぶことの多い内容でした。
底知れない絵本の力に、ぞくぞくします。

お気に入りの本のことを考えていた7日間、幸せでした。
あらためて、たくさんの本に楽しく幸せな時間をもらってきたなぁ、と思います。
こうやって、自分の読書歴を、時々振り返ってみるのもいいですね。

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