こんにちは!
大人に絵本を読んでいる、絵本セラピスト🄬らくちゃんです。(プロフィールはこちら)
毎月、Zoomで絵本を5~6冊を使った、大人向けのワークショップ「絵本セラピー」を開催しています。
11月は、26日と29日の2回開催しました。
11月のプログラム
テーマは、「色いろいろ、私の心と秋の空」。
先日、新潟に紅葉を見に連れて行ってもらって、秋の色に心を揺さぶられ、「あぁ、色をテーマに絵本を読みたいな~」と思ったのです。

春や夏の、色とりどりのお花も素敵ですが、秋色の情緒はまた格別なもの。
紅葉している木々の葉も、芽吹きの頃、新緑の頃があったのです。
夏の盛りの濃い緑を経て、朝晩の冷たい空気にあたって、色づく赤や黄。
そして、それは間もなく雪に埋もれる予感をはらみます。

そこに、人のドラマを重ねたくなりませんか?

そんなことを思いながら、5冊の絵本を読みました。
まず1冊目は、「いろ」(五味太郎:作 絵本館)
自由な色づかいの動物たちが、なぜか並んで橋をわたり・・・
あそび心いっぱいの、その名も「いろ」の絵本で、まずはウォーミングアップ。
絵本の世界へ飛び込む準備はOKです。
2冊目は、この季節にぜひとも読みたかった絵本。
あかいもみじのてがみ。
ゆき、ふるの?
おしえてくれて、ありがとう。
ゆきじたく、ゆきじたく。
新潟の豪雪地帯の紅葉を見ながら、この絵本を思い出していました。
3冊目は、これ。
③「ストライプ たいへん!しまもようになっちゃった」(デヴィッド・シャノン:文と絵 清水奈緒子:訳 らんか社)
カミラは、大好きなリマ豆を好きだと言えません。
だって、学校のみんなはリマ豆が嫌いだから、何を言われるかわからないもの。
新学期の朝、カミラが学校に行こうとしたら、なんと全身しまもように!
奇想天外なお話を読んで、みんなで感じたこと、思ったことを分かち合いました。
4冊目に読んだのは、
④「カラーモンスター きもちはなにいろ?」(アナ・レナス:作 おおともたけし:訳 永岡書店)
きょうのモンスターの きもちはふくざつ。
しかも、なぜふくざつなのか わかっていません。
そのぐちゃぐちゃの気持ちを、いろごとにわけてみると・・・
「気持ち」という目に見えないものに、いろをつけて整理してみるように、五感の感覚で感情をとらえてみる、というワークに挑戦してみました。
5冊目、最後の一冊は。
⑤「そらは あおくて」(シャーロット・ゾロトウ:文 なかがわ ちひろ:訳 杉浦さやか:絵 あすなろ書房)
女の子が、古いアルバムを見ながらお母さんと話をしています。
お母さんの子供の頃、おばあちゃんの子供の頃、ひいおばあちゃんの子供の頃・・・
今とずいぶん違うのね。
そんなことないわ。
いつだってそらはあおくて、くさはみどり。
ゆきはしろくて、つめたくて・・・
大きな変化に飲み込まれた今年。
でも、かわらないものの確かさに思いをはせて、私からのメッセージをお伝えしました。

参加者の声
もみじから冬の訪れを感じたり、空を見上げて変わらぬ空の青さに気づいたり、慌ただしい日常生活の中で忘れがちな心の持ちようや感受性、豊かさ等、改めて思い起こす事ができました。輝く紅葉の美しさや、五感を表す色、空の青さなど、色に癒された至福の時間をありがとうございました。

どの絵本も、自分に投影出来て、自分が気が付かないふりをしているけれど、とても大切なことをおしえてくれている。 ありがとうございました。
ほかの方の感じたことを聴くのがおもしろかったです!!同じ絵本を見ても、見ているところが全然ちがいますね!カラーモンスターのお話は、私も時々カラーモンスターになっているんだなと感じました。1つひとつ感情を分けて整えていくと、シンプルに考えられるのかもしれませんね。
とても楽しかったので、いろんな人にも体験してほしいです!

今回、第1回目に絵本セラピーは初めてという方が参加されました。
その方、なんと第2回にもリピート参加してくださったのです。
嬉しいですね。
リピート参加させて戴きました。流石、絵本の世界は凄い!素晴らしい想像力で物語を作り具現化、言葉化、絵が優しくて、温かく奇麗!絵の達人が描いていらっしゃるのでしょう見惚れています。ありがとうございました。
「絵本で目の前の人を笑顔に」
「絵本でこっそり世界平和」
絵本セラピーの師匠が言っていた言葉です。
私も、少し目の前の人の笑顔に貢献できたら・・・そう思って活動を続けていきます。
